ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

シャーロットのおくりもの感想

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Charlotte's Web (Trophy Newbery) (English Edition)

Charlotte's Web (Trophy Newbery) (English Edition)

  • 作者:E. B. White
  • 出版社/メーカー: HarperCollins
  • 発売日: 2015/03/17
  • メディア: Kindle版

出会いはマーベラス・ミセス・メイゼル

週末、シーズン3の予習にとマーベラス・ミセス・メイゼルのシーズン1,2を見ていたんです。すると、シーズン2の冒頭で面白いシーンが飛び込んできました。 場面は、メイゼル夫人(ミッジ)一家が旅行に出かけた後のシーン。ミッジのコメディエンヌとしての能力を見抜いてマネージャーになるアレックスは、ミッジ家でお留守番をさせられます。これ幸いと、上流家庭の家の中を物色するアレックス。そして、子供部屋で見つけた本を読んで泣くのです。

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The Marvelous Mrs. Maisel [Credit: Amazon Prime Video]

ここは彼女アレックスというキャラを知る上で重要なシーン。というのも、彼女(とミッジ)は完全な超男社会のお笑い業界に女二人で立ち向かってるので、ライバル芸人・マネージャー、観客、興行主の前では常に気丈に全くスキを見せないよう振る舞います。男勝り・度胸がある(ballsy)という名状がピッタリ。しかし、一人になると涙する心優しい女性的一面も持ってると、この場面は暗に述べているわけなのです・・・。

しかし、私の注目は別のところにありました。

一体何の本を読んで泣いているの?

です(笑) そこで、イメージを拡大してみると・・・

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The Marvelous Mrs. Maisel [Credit: Amazon Prime Video]

Charlotte's Web(邦題:シャーロットのおくりもの)という子供向けの本。

自分はこの本のことは全く知らなかったのですが、調べると、めちゃくちゃ有名な児童文学みたいで、ベストセラーにもなっているんだとか。

en.wikipedia.org

こうなったら読むしかないじゃないですか(笑)

ということで、マーベラス・ミセス・メイゼル復習は一旦横に置いて、アマゾンでキンドル版をポチって読み始めてみたんです。

シャーロットのおくりもの

さて、物語は女の子ファーン(Fern)の家で子豚が生まれるところから始まります。彼女は子豚にウィルバー(Wilbur)と名付けて飼おうとしますが、両親が許してくれません。そこで、親戚の農場の家にウィルバーを預けることで妥協します。ウィルバーは農場で他の家畜とともに生活し始めますが、かなり抜けてる性格のためあまり馴染めません。そんなある日、子豚ウィルバーに友だちができます。それがクモのシャーロット(Charlotte)。彼女は知的で賢く、二人はすぐ仲良くなります。シャーロットは物知りで、難しい語彙を子豚に教えたりもします。彼ら二人が交わす会話も面白く、女の子ファーンも放課後通ってきては、農場の動物たちの、特にクモのシャーロットの話す不思議な話に耳を傾けます。もちろん、子供はいつだって動物の会話を聞けるのです(笑) ちなみに、ファーンの母親は、娘が話す”動物たちの会話”のことで娘のことが心配になり、医者に相談したりするんですけどね。自分も昔子供の頃は動物の会話を聞けたことなどすっかり忘れて・・・。

そんなこんなで季節は初夏になり、子豚のウィルバーはどんどん成長します。自分の成長ぶりを周りに誇るウィルバーは、ある時、他の動物から衝撃的な事実を告げられます。曰く、夏が終わって寒くなる頃に、ウィルバーは人間の食料になってしまうと。「ハム・ベーコンになるのは嫌、まだ生きたい!」と願うウィルバーですが、自分ひとりではどうにもならず落ち込みます。そんなウィルバーを放っておけない親友のクモのシャーロットは、ある大それた計略を考え付くのですが・・・

これ以降はネタバレなので、実際の本を読んでもらうとして、英語のレベルの関して一言二言。まず、子供向けなので英語は基本的に簡単です。難しい概念はありません。ただし、舞台が農場なので、そっち方面のボキャブラリーが大量に出てきます。例えば、penで家畜を入れる柵を意味したり、spinでクモが糸を吐くという動詞だったり。テストには出ない語彙が満載です。自分も知らないものが多く、勉強になりました。また、子供向け故か、難しいボキャブラリーはシャーロット(クモ)がウィルバー(子豚)に説明する体で読者にも説明してくれています。

ストーリー的には、途中単調に感じるところもあったことも事実。でも、物語最後に怒涛の展開が待ち受けているので、そこは安心してください。

なお、自分はマーベラス・ミセス・メイゼルのアレックスとは違って、ちょっとうるっと来ただけで涙までは流しませんでした。ただ一つ言えるのは、この本を読むとクモが殺せなくなると思います(笑)

それにしても、なんで日本語タイトルは「おくりもの」なんだろう? 中国語訳でも網なのに。