ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

FFS(ネットスラング) / 頼むから、お願いだから

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🔫🐦🐦🌑

ネットスラングって個人的に結構好きなんですけど、海外ドラマには全く出てこないのがネックなんです。Fとか/sがまさにそう。だから、このブログで紹介するのも憚られる、とか思っていたんですけど、海外ドラマでよく使われる表現の省略形になってるものを紹介すればKill two birds with one stone(🔫🐦🐦🌑)であることに気づきました(笑)

そんなわけで、試しにFFSという表現を今回は見てみたいと思います。FFSは

FFS = For Fuck's Sake

と頭文字を取った略ですね。For Fuck's Sakeは聞いたことない人も多いかもしれませんが

For [God, Christ, Heaven]'s Sake

とすれば聞き覚えがあるはず。意味は、「(イラつきながら)頼むから、お願いだから」。

次のようなシチュエーションを考えてみましょう。

あなたは今日も残業。仕事で疲れてヘトヘトになって家に帰ってきます。そして、家のドアを鍵で開けて中に入ろうとすると・・・いたずらで仕掛けてあったバケツに入った水が上から降り掛かってくる。イギリスドラマAfter Lifeのプロットを少し借りてみました(笑) さて、この時どんな気持ちになるでしょう。ウキウキルンルンなら許せるかもしれません。でも、疲れて帰ってきてるんです。もう早く風呂入って飯食って寝たい心境。そんな時につまらないイタズラされたらムカつきますよね。そこで

止めてくれよ、お願いだから! こっちは仕事で疲れてるんだ!

って気持ちになりません? ここの「お願いだから!」がFor fuck's sake、ネットスラングのFFSなんですね。

redditから

実際の例をredditから探してきました。以下の例は、MSMBCのレイチェルというニュースアンカーに対し、ワシントン・ポストが批判したことを受けてのコメ。

WaPo, if you want to know why I'm using Incognito Mode to avoid giving you money, it's because of this shit right here. WTF happened to "Democracy Dies in Darkness?" FFS she's just asking questions.

Rachel Maddow, the left’s powerhouse on cable, doubles down on the collusion angle : politics

最初に、ワポ誌になんかにびた一文も払わないと宣言します。匿名モードでの閲覧で支払いを回避してるのが私と一緒で親近感(笑) それから、ワポ誌のスローガン「Democracy Dies in Darkness?」はどこ行った?と疑問(この記事がそのスローガンに反していると)を呈してから、FFS she's just asking questionsです。意味は、「彼女はただ質問をしてるだけじゃないか、頼むから、分かってやれよ」といったニュアンス。そんなことも分からないワポ誌にムカついているんですね。ちなみに、WTFもネットスラングでwhat the fuck。

ゲーム・オブ・スローンズから

次は、海外ドラマのシーンから拾ってみます。と言っても、さすがにFFSは出てこないので、For fuck's sakeの方。

下記のシーンは、最終シーズンがいよいよ来月に迫ってきたゲーム・オブ・スローンズから。北の諸侯の力を借りてウィンターフェル奪還を目指すジョン・スノーとサンサ。しかし、即席の混成部隊ゆえ、喧嘩が発生します。「For fuck's sake.」と言ってダヴォスは仲裁に向かいます。ここのFFSも意味は歴然ですね。命運を欠けた戦いを前にしてるのに喧嘩をしてるんですから。「仲間内で喧嘩してる場合じゃないだろ、頼むぜ、分かってくれよ」というニュアンス。

ダヴォス: For fuck's sake.

Game of Thrones/Season 6/Episode 7

最後に

今回はFFSを見てみましたが、訳が「頼むから、お願いだから」と言っても、🙏してるわけでないのは分かっていただけたと思います。ムカつきながら「頼むから○○しろ」って感じ。まあ、命令ですね。

以上、ネットスラングFFSの紹介でした。分かってくれたかな? いや、ここは次のセリフで〆ましょう。

頼むから(FFS)、これくらい分かってくれよ、簡単でしょ?