ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Happy Hour / ハッピーアワー、平日夕方割引サービスの時間帯

広告

f:id:insaneway:20190925190424j:plain
Photo by Harps Joseph on Unsplash

ハッピーアワー

ハッピーアワー(happy hour)って既に日本語にもなってますよね。飲食店・居酒屋・ファミレスなんかで、客で混む時間帯(19時頃)の前に設定されている夕方のタイムサービスの時間帯。この時間帯ならビールとか結構安く飲めてしまい、かなりのお得。まあ、店の方も、利益がほとんど無くても客が来てくれるほうがいいってことなのでしょうけどね。

さて、このハッピーアワーですが、なんと英語由来なんですね。これを知って結構びっくり。だって、happy + hourの単語チョイスってなんか日本っぽくない?(笑) 説明が難しいんだけど。HuluがHappyonだったり(笑)

ハッピーアワー語源

それじゃあ、その時間帯がなぜハッピーアワーと呼ばれるようになったかですが、Wikipediaによれば、もともと海軍で使われてた「定期的な娯楽の時間」を意味するスラングhappy hourが、戦後海軍近くの飲食店で広まっていったって感じです。海軍の兵隊さんを呼び込もうと基地周辺の飲食店は彼らのスラングを使ってアピールしたんでしょうね。これが現在の意味でのハッピーアワーが大衆化された道筋でした。

Happy hour

One possible origin of the term "Happy Hour," in the sense of a scheduled period of entertainment, is from the United States Navy. In early 1913...

Barry Popick's online etymology dictionary, The Big Apple, lists several pre-1959 citations to "Happy Hour" in print, mostly from places near Naval bases in California, from as early 1951.

Happy hour - Wikipedia

ところで、このような元々狭い集団で使われていた語彙が大衆化されたときに別の意味を持つのって面白い現象ですよね。まあ、そもそも、定期的な娯楽の時間って意味のハッピーアワーなんて、軍隊か、幼稚園か、刑務所くらいしか使い所がないのかもしれませんけど(笑)

それでは、海外ドラマではどういう感じでハッピーアワーが使われているか見てみます。

海外ドラマでの使用例

プリズン・ブレイクから

刑務所から抜け出ようと穴を掘ってる囚人たち。そこに、またまた看守が巡回にやってきます。それを聞いたマイケルは、「なんなんだ? ハッピーアワーか?」と毒づいて片付けに入ります(笑) つまり、ハッピーアワーの時間帯みたいに次から次にやってくるってことですね。こういう「次から次にやってくる=ハッピーアワー」という連想は、覚えておくとなにかの時に使える感じです。badgeは看守の隠語で使ってますね。

囚人監視役: Got another badge.

マイケル: What is this, happy hour?

Prison Break/Season 1/Episode 17

f:id:insaneway:20190925205026j:plain
Prison Break [Credit: Fox]

リック・アンド・モーティから

会議に遅れてくるスーパーヒーローマキシマス。理由はハッピーアワーだったから。もちろん、お酒が入っていることが窺えますね(笑)

マキシマス: Sorry I'm late. It was happy hour.

Rick and Morty/Season 3/Episode 4

f:id:insaneway:20190925205923j:plain
Rick and Morty [Credit: Adult Swim]

SUITS/スーツから

女性二人の会話から。落ち込んでるレイチェルを励まそうとダナは飲みに誘います。「あなたと私とハッピーアワーとハーヴィーの会社のカード」これが揃えば怖いものなし。しかも、ハッピーアワーは4時からときました(笑)

ダナ: You, me, happy hour, Harvey's corporate card.

レイチェル: Are you crazy? You want to leave the office at 5:00?

ダナ: Oh, don't be ridiculous. Happy hour starts at 4:00.

Suits/Season 2/Episode 3

バンド・オブ・ブラザースから

なんと戦争ドラマの名作バンド・オブ・ブラザースでも使われていました。戦場へトラックで輸送される兵隊が時計を見て、「ニューヨークは5時、シカゴは4時か」と母国に思いを馳せると、「ハッピーアワーだね」と別の兵士が反応します。ここのハッピーアワーはどちらの意味で呟かれたのかは興味深いですね。軍隊内の娯楽の時間を意味してなのか、それとも飲み屋のタイムサービスなのか。第二次世界大戦の話なので、時期的にどっちもありそうです。時間的には後者かな。

兵隊1: Five o'clock in New York. Four o'clock in Chicago.

兵隊2: Happy hour, huh?

兵隊1: Yeah, happy hour.

Band of Brothers/Season 1/Episode 2

この作品はアマゾンプライムで見られるので、時間ある人は見ても後悔しないと思う。

翼のために

翼のために

最後に

今回はハッピーアワーについて見てみました。語源は海軍と意外なところから来てましたね。こういうのって、出どころ結構重要ですよね。海軍じゃなかったら大衆化されてなかったでしょうし。

今回のハッピーアワーのような日本語化された用語も調べてみると面白いと思います。カタカナを使う時はちょっと気をつけるといいかもしれませんね。それでは〜