ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

I'm Good. / (厚意を断って)結構です。

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I'm goodは相手からの厚意・サービスを断る時の決り文句です。このgoodの意味は、現状で満足してる、間に合ってるというニュアンス。つまり、「あなたのご厚意に甘えなくても大丈夫=結構です」ってことですね。

まあ、こんなフレーズ知らなくても、一言Noと言えば通じるとは思うんだけど、No一言って結構強く響くこともあるんですよね。だから、No, thank youやら今回紹介のI'm goodも使えるようになっておくと便利かもしれません。

使えるシチュエーションは、例えば皆さんの会社の同僚が出張から戻って来て、買ってきたお土産をみんなに配ってるとしましょう。よくあるシチュエーションですよね(笑) その同僚があなたの席に来た時あなたが「I'm good.」と言えば、「頂かなくて結構」と言ってるのですね。お腹がいっぱいなのかどうか分かりませんが、現状で満足してるんです。こうやって実例出すと、このフレーズ結構使えると思いません?

海外ドラマでの実際の例に行く前に、Urban Dictionaryではこのフレーズがどう説明されているか見てみます:

I'm Good

Rejection of and ridicule for an offered good or service by feigning satiation. When "No Thank You" just won't do.

満足しているフリをすることによって提供された厚意やサービスへの拒否や冷笑。"No Thank You"ではうまく行かない時に使われる

Urban Dictionary: I'm Good

はい、いつものUrban Dictonary節ですね(笑) お前の酷いサービスなんて死んでも受けるか、とは面と向かって言えないので、私は間に合ってますのI'm goodなんだそうです。「No Thank You」と言ってるのに、「そんな事言わずに」と相手が引き下がらないときの最終兵器が「I'm good」なんですね。だいぶ超訳しましたけど、言わんとするところは分かる気がします。

相手: このCD寝てる時に聞くと英語ができるようになるんだって。騙されたと思って聞いてみなよ

あなた: No, thank you.

相手: そんな事言わずに。ね? ほら。

あなた: I'm good.

って感じかな(笑)

それでは、海外ドラマの中ではどんなシチュエーションで使われているか見てみましょう。

ビッグバン・セオリーから

シェルドンとエイミーのカップルがfort(要塞)を作って遊ぶ回から。シェルドンに要塞の中に誘われると、レナードはI'm good.で断ります。このfort作りは海外ドラマでは子供がよくやりますよね。布団のシーツなんかで壁と天井を作って、中は自分だけの秘密の要塞にするんです。日本の子どもってこの要塞作りやるのかな?

シェルドン: Leonard, don't you want to see the inside of the fort?

レナード: Yeah, I'm good.

シェルドン: Oh, come on.

The Big Bang Theory/Season 8/Episode 20

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The Big Bang Theory [Credit: CBS]

ベター・コール・ソウルから

マイクは酔っ払って酒場のカウンターで寝てしまったようです。バーテンダーが起こし、ベロベロのマイクにタクシーを呼ぼうとすると、I'm good. I'm good.です。このように二回繰り返すパターンもたまにありますね。マイクにはこのあと人生を激変させる事が起こるので、ここが「I'm good」じゃなく素直にタクシーで帰っていれば、一体どうなっていたんだろうと考えずにはいられません。

バーテン: Closing time, Mikey.

マイク: Yeah? Yeah, yeah, yeah, okay.

バーテン: Hey, how about I give you a lift home?

マイク: Mnh. I'm fine.

バーテン: No, I can't let you drive. Get you a cab?

マイク: No, I'm good. I'm good.

Better Call Saul/Season 1/Episode 6

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Better Call Saul [Credit: AMC]

プリズン・ブレイクから

マイケルがサラになにか必要なものはないか尋ねると、サラはI'm good。つまり、間に合ってるから必要ないんですね。「何か買ってくるものある?」「大丈夫」って感じ。

マイケル: Sara, you need anything?

サラ: I'm good, Michael.

Prison Break/Season 4/Episode 8

最後に

今回は「I'm good」というフレーズを見てみました。意味は相手の好意を断っての「結構です」。私は現状で十分満たされている、大丈夫というニュアンスですね。

さて、自分は海外番組を見始めてもうそろそろ5年経ちますが、最初「I'm good」と聞いても、絶対「結構です」とは訳せなかったと思います。「私は良い人」か、あるいはbe good atからの類推で「私は上手い」あたりを思い描いたんじゃないかな。それが今では「I'm good」と聞くと「結構です」が浮かんでくるのだから不思議なものですね。その5年間のどこかの時点で頭の中が「結構です」に切り替わったと思うんですけど、それが一体どの時点なのか自分でもさっぱり分かりません。漫然と海外ドラマを見ていただけなので。本当に脳って不思議ですね。

ところで、I'm goodにはもちろん別の使われ方もあって、それは自分の調子を言うときですね:

相手: How are you?

私: I'm good.

なんかがそう。見分け方は文脈をみるのが一番簡単ですね。挨拶なのか、サービスを申し出ているのか。また、今回紹介の「I'm good」はベター・コール・ソウルの例のように、前にNoが付くこともよくあります。ただ、ビッグバン★セオリーのレナードのように、Yeahだったりもするので一筋縄ではいきませんね(笑) このyeahは「はい」というよりも、間を埋めるyeahで特に意味はないです。こういう微妙なのも、海外ドラマを見てたらそのうち分かるようになるはずですよ。

ですから皆さん、海外ドラマを(英語で)見ましょう(←これが言いたかった)! それでは〜