ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

ポンコツを意味するLemonの語源

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レモン(lemon)と聞いたら皆さん何を思い浮かべるでしょうか? もちろん、あの酸っぱいフルーツ🍋ですよね。聞いただけで思わずツバが出てきそうです(笑)

梶井基次郎の小説「檸檬」を思い浮かべたのなら、学生時代文学青年していたのかもしれませんね。あるいは、米津玄師ってパターンも最近ではあるかも。

いずれにせよ、海外ドラマでは飲み物のレモネードとかレモンパイとして出てくることが多いんですけど、このレモンに「ポンコツ」の意味があるのは意外な感じです。車等の機械が満足に動かない意味でのポンコツ。

例えば、次のビッグバン★セオリーでは、国際宇宙ステーションから戻ってきたハワードが、話題を何でも宇宙に関連付けて語るので、それが本当かシェルドンが試すシーン。「レモンは過小評価されている果物」と無茶振りをすると・・・。「宇宙に行くのに使ったソユーズロケットをlemonと人々は言うけれど、俺を宇宙に送って戻してくれた」と回答します(笑)

シェルドン: Howard, I've always thought the lemon was an underrated fruit. Care to weigh in?

ハワード: Not really.

シェルドン: Oh, well

ハワード: People say the Soyuz capsule's a lemon... Yeah, but, hey, that baby got me to space and back.

The Big Bang Theory/Season 6/Episode 5

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The Big Bang Theory [Credit: CBS]

ここなんか明らかにソユーズ=ポンコツ・欠陥品の意味ですよね。

でも、別の疑問が新たにもたげてきます。そもそも、何故レモンにポンコツの意味があるんでしょうか? 

これを調べてみると、色々なところで取り上げられている有名なネタみたいです。

A lemon here is used to represent a bad, unsatisfactory, or disappointing thing, possibly because the lemon is the least valuable symbol that can be achieved by playing a fruit machine.

レモンはここで、悪い、不満足、がっかりさせるものを表す。というのも、フルーツのスロットマシーンではレモンは最も価値の低い役だから

A history of the term “lemon” - Marketplace - CBC News

なんと、スロットマシーンが語源なのでした!

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でも、日本人的感覚だと、「え?レモン??」って感じじゃない? だって、さくらんぼの方が価値低そうなんですけど・・・(笑) 実際、スロットマシーンを見てみるとチェリーが最も低い役ですね。

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まあ、昔はレモンだったってことでしょうか。そして、途中でさくらんぼに取って代わられたと・・・。unsungな歴史が意外なところにありました(笑)

ということで、今回はちょっと驚いたので記事にしてしまったポンコツを意味するレモンの語源でした。

なお、今回字幕を調べていたら、食べ物とポンコツ以外でレモンが使われるパターンがありました。それが、

Easy-peasy, lemon squeezy

簡単ってことを表すのに、ライムにして言葉遊びをしていますね。

次のシーンは、ブルックリン・ナイン-ナインで、いつものメンバーがキャンプに来たら穴に落ちてハマってしまった場面。ジェイクがいつの間にか穴から抜け出て、イージーピージーレモンスクイージーと言ってます。お茶の子さいさいってニュアンス。squeezeは搾るって意味ですね。だからレモン。それでは〜

ジェイク: Good morning, guys!

テリー: How'd you get out of the pit?

ジェイク: Easy-peasy, lemon squeezy.

Brooklyn Nine-Nine/Season 3/Episode 6