ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

More Equal / 表面上は平等だが実態は・・・

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ネットでたまに見かけるこのフレーズmore equal、前からずーっと気になっていたんですよね。だってさ、equal(平等、等しい)にmoreってそもそもある??って感じ(笑)

例えば、方程式(equation) x + 2y = 5 がmore equalって言われてもわかりませんものね。既に=なんですから。

でも、白人は黒人よりmore equalって感じで普通に使われるんですよ。まあ、行間を読めば、白人のほうが恵まれている的に使われているのは明らかですけど(意味を取れない時は行間を読むのは大事です)。

そこで困った時のwikitionaryを紐解くと・・・

more equal

(idiomatic, ironic) Ostensibly equal, but in reality more privileged.

more equal - Wiktionary

とあるじゃないですか。ここで、Ostensiblyは「表面上、見かけは」というちょっと高級な単語。そして、privilegedは「特権を持つ」。つまり、表面上平等言ってるけど、実際は不平等だよってことですね。まあ、本音と建前なんてどこにでもあるわけで、それでネットで使われるのかと納得しました。

そしてここからが面白いんですけど、なんとこのmore equalの語源はジョージ・オーウェルの『動物農場』なんですって:

All animals are equal, but some animals are more equal than others.

Animal Farm by George Orwell

この表現も面白いですね。「すべての動物は平等」と最初言ってから、「ある動物はより平等」と言って特別さを匂わせる・・・

実際のネット上での使われ方は、例えばNBAの選手がコロナウィルスのテストを優先的に受けるという記事に

some people are more equal than others?

というコメントがついたり。これもオーウェルを下敷きにして言ってますよね。政府がみんな平等にテストを受けられると言っておきながら、NBA選手を優先。つまり彼らは特権階級であると。

こんな面白い語源ならもっと早く調べておくんだった(笑)

ということで、みなさんにとっては何がmore equalか考えてみるのも面白いかもしれませんね。それでは〜