ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Not One's First Rodeo / これは初めてではない、同じような修羅場はくぐった

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ロデオをするカウボーイ
Image by gay2016 from Pixabay

今回紹介するイディオムはnot one's first rodeo。直訳は「最初のロデオではない」ですが、ロデオ以外でも以前に経験があることを言うのに使えます。

海外ドラマでの使用例は、次のような状況が典型的かな。

FBIに他部署から異動してきた人がいるとします。そして着任早々、ドラッグ製造現場へのガサ入れに参加させられるとします。防弾チョッキ着て拳銃構えて「FBI! FBI!」と突入する直前に、ベテランの同僚がその人に言うんです:

ベテランの同僚: 初めてか? おしっこちびるんじゃないぞ

異動者: This is not my first rodeo.

つまり、この人は以前同じようなガサ入れの状況を経験しているんですね。それを「初めてのロデオではない」で言っているのです。なんかかっこよくない?(笑)

海外ドラマでの実際の使用例は、まず『GOTHAM/ゴッサム』から。

しがない食器洗いのペンギンはマフィアボスのサルに敵アジト侵入のアドバイスをします。それを聞いたサルはペンギンが単なる食器洗いでないことに気付く場面。ペンギンがthis isn't my first rodeoで以前経験があることを匂わします。

サル: Are you just a dishwasher? 'cause I don't get that vibe. You come off as all humble, but... You got a little player in you, huh?

ペンギン: That's very perceptive of you, sir. I guess that's why you're the don. I'm not a dishwasher. And this isn't my first rodeo, so to speak.

Gotham/Season 1/Episode 5

ペンギン: this isn't my first rodeo, so to speak.
『GOTHAM/ゴッサム』で、レストランで食事中のギャングボスのサルにペンギンが助言をする
Gotham [Credit: Fox]

他にも、『アンブレイカブル・キミー・シュミット』では、コメディならではの場面。

ゲイのタイタスはデート中。街なかをブラブラしてると屋台があります。デート相手の男は自分の分を注文すると、タイタスにも何か頼むか尋ねます。するとタイタスは、「デート中に食べるような罠には引っ掛からない」と言ってから、This is not my first rodeo.です(笑) 以前経験があるんですね。最後に、屋台のおじさんが肉がロデオ(馬)の肉でないと言って、笑いに昇華されます。

デート男: Hey, can I get fries and a chicken shawarma pita? You want anything?

タイタス: I will not be tricked into eating on a date. This is not my first rodeo.

屋台のおじさん: Hey, hey, this is not meat from rodeo.

Unbreakable Kimmy Schmidt/Season 2/Episode 4

タイタス: I will not be tricked into eating on a date. This is not my first rodeo.
『アンブレイカブル・キミー・シュミット』で、タイタスがデート中の相手と屋台の前
Unbreakable Kimmy Schmidt [Credit: Netflix]

このように、シリアスな場面からコミカルな場面まで、普通に使われるnot one's first rodeoの紹介でした。

皆さんも、会社で以前経験があるプロジェクトにアサインされたら、是非ともnot one's first rodeoを使ってみてください。逆に仕事をたくさん振られそう?!(笑)

それでは〜