ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Open Libraryで十五少年漂流記を借りた話

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今年も残す所あと一ヶ月ということで、週末今年やったことを色々思い返していたんですけど、逆にやってないことが色々ありすぎてびっくり。その中の一つに洋書を毎年4冊(できれば5冊)読むというのがあるんですけど、今年読んだのがNetflixのオリジナルアニメ「カルメン・サンディエゴ」の書籍版一冊だけですよ(笑)

Who in the World Is Carmen Sandiego?

Who in the World Is Carmen Sandiego?

こりゃまずいということで、週末色々物色していたんですけど、子供の頃に日本語で読んだ小説を英語で読んだらどうだろうと思いついたんです。ストーリーもうっすら覚えているから楽にノルマの1冊をクリアできるんじゃないかって。

そこで白羽の矢を立てたのが「十五少年漂流記

en.wikipedia.org

調べてみると・・・なんと、1888年ジュール・ヴェルヌの作品でした。八十日間世界一周とか地底旅行で有名なSF系の作家ですね。

元々はフランス語ですけど、一世紀以上前の作品だから英語でも著作権切れのものがあると思って、こういった時の定番サイト「プロジェクト・グーテンベルク」を訪れてみました。

https://www.gutenberg.org

すると、十五少年漂流記の英語版がなぜか無いんですね。フランス語版は全部揃ってるし、英語でも有名作品は一通り揃ってるのに、なぜか十五少年漂流記だけ無い。あれ? 十五少年漂流記って海外で人気無いのかな? 自分は子供ゴゴロに結構来た記憶が・・・

試しに、amazonを見てみると、電子書籍版が¥98。うーん、絶対著作権切れてるよね。なんかお金を出したら負けの気がする(笑)

Two Years' Vacation (English Edition)

Two Years' Vacation (English Edition)

そこで引き続き調べてみると、Googleが著作権が切れた本を片っ端からスキャンして公開してるんですね。その中に十五少年漂流記がありました:

archive.org

そこに、epub版(電子本)があるじゃないですか。やったー

早速ダウンロードして読み始めるのですが・・・何かがおかしいことはすぐに分かりました

だって、物語の出だしがこんな感じだったのです:

Ir was the 9th of March, i860, and eleven o'clock atnight. The sea and sky were as one, and the eye couldpierce but a few fathoms into the gloom. Throughthe raging sea, over which the waves broke with a lividlight, a little ship was driving under almost bare poles.

Excerpt From: Jules Verne. “Adrift in the Pacific.” Apple Books.

おい、ちゃんとスキャンできてないじゃん!(笑) 完全機械で自動処理。人間の手が全くかかってないのですよ。

一応、前後の文脈や趣旨を汲んであげれば、読めることは読めるんですけどね。i860はCPUじゃなくて1860年の意味ねとか(笑) でもさ、こちらは頑張りたくないから昔読んだ本を読もうとしているわけで・・・

そこで更に探索の手を広げると、Open Libraryなるサイトを発見です

openlibrary.org

このサイトは趣旨がユニークで、世界中の誰もがOpen Libraryが所有している蔵書を読めるんです、著作権切れの如何に関わらず。では、どうやって法的な問題をクリアしているかと言うと、実際の紙の本を所有して(スポンサーからの好意)、それをスキャンして公開してるんですね。同時に読めるのを一人に限定して。だから、まさしく、ネット上の図書館なのです。

ここで十五少年漂流記の英語版「Two Years' Vacation」を調べたら、複数冊所有してることが判明。早速、アカウントを作って借りて読まさせて頂きました。二週間借りられましたが、週末で読み切ることに成功し、ノルマ1つを稼げました(笑)

以下のイメージがブラウザ上で読むバージョン。

f:id:insaneway:20191125231833j:plain
Two Years' Vacation on Open Library

こんな感じで本がスキャンされていますが、拡大もスムーズにできて、読むのに支障は全く無かったです。紙の劣化も、逆に趣があっていい感じでした。Epub版もありましたが、Adobeの専用ソフトをインストールして返却期限を管理しないといけないようなので、今回はパス。

十五少年漂流記の本の内容に全く触れてませんが、いやー、まあ、なんというか、子供の時読んだ時は面白かったのに、これがなんかそれほど面白くなかったのですよ。セピア色の思い出というのは、良い部分だけが残るものなのかもしれませんね。熱帯雨林の無人島と思ってたら、ニュージランドということで結構南でしたし、15人の子供も人種が違ってて派閥があったり、記憶から抜け落ちていることがたくさんありました。

ところで、今回の記事を書くに当たり、「冒険」と言う単語が十五少年漂流記の訳のため作られたと知って驚きました。フランス語ではなく英訳から日本語に訳出されているので、英単語adventureのことだと思いますけど、めっちゃ面白いですね。当時の少年少女は「冒険」という単語を初めて見て、何を感じたんですかね?(笑) 訳注なんかで説明があったのかな?

日本では1896年(明治29年)に森田思軒により博文館の雑誌『少年世界』に『冒険奇談 十五少年』(「冒険」という単語はこの翻訳時に造語された)として英訳から抄訳・重訳して連載され

ja.wikipedia.org

まあ、Open Libraryというサイトを知れたので、今回は良しとしましょう。残りのノルマもこのサイトで借りればいい気がしてきました(笑) それでは〜