ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

OUR PLANET 私たちの地球の感想

広告

f:id:insaneway:20190501230214j:plain:w150

評判がものすごく高いネットフリックスのドキュメンタリーOUR PLANETを見てみました。これが、めっちゃ良かった。

ネトフリのドキュメンタリーシリーズと言えば、同じシーンを何回も再利用することで一部で悪名高いんだけど(笑)、この私たちの地球に関しては、そんなこと一切なし。個人的には全ての映像・ナレーション・音楽が完璧に配置された芸術作品のように感じました。後で調べたら、BBCのブループラネットのチームが手掛けていると聞いて、なるほどと納得しましたけど。

さて、そんな映像ですが、これがまた美しいのなんの。フラミンゴのシーンとか圧巻。それから、こんな画を撮れるのかと驚くシーンのてんこ盛りです。CGかと思わず疑ってしまうほど(笑) 実際ナレーターが、「このシーンは世界で初めて映像に収められた」的なことを言うのを毎エピソードで聞くことになります。

といっても、単に映像美ってだけじゃなく、今までの自然ドキュメンタリーと一線を画しているのが、そのメッセージ性。これでもかと「地球温暖化」「人類の影響」を繰り返して、視聴者側に問題を突きつけてきます(笑) そして、番組最後には毎回 https://www.ourplanet.com へ誘導を促すほど。多分、地球温暖化懐疑論者は眉をひそめることもあるだろうけれど、まあ映像自体は大変興味深いので是非見て下さい。

全8エピソード。最初のエピソードで大まかなシリーズの流れが示され、その後の7エピソードで個々の生態系について細かく見ていく感じ。凍った世界、ジャングルから、新水、森林まで。それぞれが独自の世界を持っていながら、大局的な視点に立てば、相互が陰に陽に密接に関係してるところなんて、なんか複雑なパズルっぽくも感じられました。だって、大洋のプランクトンが天気に影響を与えてるなんて信じられないでしょ。

さて、エピソードが進むに連れて、自分の中である一つの「elephant in the room」が首をもたげてきます。それは・・・

人類増えすぎでしょ

そうなの。魚を捕りすぎるのも木伐採も全て人口が増えちゃってるから。でもそれを番組内で直接指摘することはできないから、オブラートに包んで「人類と動植物の共存」的な感じでお茶を濁してるのが妙に気持ち悪く感じてしまった。人口を現在の1割にすれば、問題は大方解決すると思うんだけど。

と思ってたら、最終エピソード最後にチェルノブイリを持ってきやがりました、この製作陣(笑) 放射能で汚染され人影がなくなって数十年、そこは動植物が闊歩する楽園となっていたのです! 一応ナレーションでは自然の回復力(resilience)の証明としていましたけど、皮肉屋の自分的には「人類は不要なんだ」というメッセージと受け取りました。

英語はBBCなんでブリティッシュ。最初はとっつき悪いかもしれませんが、すぐお爺ちゃんの声に慣れます。英単語に関しても、小難しい動物の種類とか分かんなくても映像で分かるから問題なし。自分は今回「lick」という単語を覚えました。動物が舐めに来る場所だから「塩舐め場」。その他はpreyとかpredatorとかお馴染みのボキャブラリーかな。一度慣れちゃえば次回からこの手のドキュメンタリー視聴が楽になるので、是非英語字幕で挑戦してみて下さい。海外ドラマよりハードルは低いはずなので。そういう意味では、ドキュメンタリーは海外ドラマ入門としていいのかもね。

IMDbでは、現時点で★9.6と、天の邪鬼何人かが★1してるのを考慮すれば、全員★10ってくらい高得点。自分も制作陣の努力に★10かな。

象は頭いいねとか、猫科は強いねとか、ドローン何機使って撮ったんだとか言いたい点がいっぱいあるけど、ネタバレはここまで。あとは自分の目で確かめてみて。

残りのGWを上質のドキュメンタリーで過ごすのも悪くないかもしれませんよ。

www.imdb.com

youtu.be