ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

スパムメールを読む(1)

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本日メールの容量削減でメールボックスを整理してたんですけど、ふとスパムフォルダを開くと、結構溜まっているじゃないですか。といっても、半分以上は誤爆でスパム判定されたものですけど・・・。あの探してたメールってスパムフォルダにあったんだ、とかよくありますよね(笑)

そんな中、これは正真正銘スパムだというもの(十数通)を読んでみたら結構面白かったので、英語の勉強がてら(ツッコミがてら?)見てみたいと思います。世間がゲーム・オブ・スローンズで盛り上がっていても、このブログは相変わらず平常運転。

以下、スパム本文は引用形式で表示、個人情報っぽい箇所は伏せ字(いるのか?(笑))にしますのでご了承を。


件名: BUSINESS PROPOSAL

赤の他人に、いきなりビジネス提案をしてくるその度胸は買いたい(笑)


本文:

Best regards,

my name is xxxxxxx xxxxxxx, I am 54 year old official of a bank in Ghana with a long service experience.

経験豊富なガーナの銀行屋さんから。でもさ、あなたのメアド、

ウクライナ(ua)ドメインなんですけど(笑)

神は細部に宿るんだから、設定はしっかりして欲しいです。


I solicit your cooperation on behalf of an investor, to receive a deposit of $12.5 million United States dollars in our suspense account for investment in your country, with a 60 / 40 sharing benefits on the revenue. I would make available to you necessary documentation, that would facilitate your application as beneficiary of the funds. Funds would be released to you once your details are verified by our compliance unit.

solicitは懇願する、cooperationは協力、suspenseは、ここではドラマのサスペンスじゃなく宙ぶらりん、beneficiaryは受取人

つまり、こういうことね。13億円預金がある銀行口座が受取人不明の宙ぶらりん状態。そこで、こちらの国内(当然向こうはこっちの国籍は分かってない)でそのお金を投資して、儲かった利益を60/40で山分けしようという提案。その手続きのために、こちらの個人情報が必要ということみたい。


All arrangement will be done on your behalf to release the funds into your account. Your information will be protected and handled privately with no risk involved. Please get back to me for further clarifications and directives on the process.Please contact me with this email address: xxxxxxxx@gmail.com

on your behalfはあなたの利益になるよう、involvedは伴う、clarificationsは明確化

個人情報を受け取ったら、金をこちらの口座に入金する。そして、こちらの情報は厳重に保護され、危険は全く伴わないんですって。それをスパムメール内で言うんか(笑) 最後に詳しく話を聞きたいなら連絡をくれとgmailのメアドが。あのー、差出人と違うアドレスなんですけど(笑)


Your cooperation is highly appreciated

Regards,

xxxxxxx xxxxxxx

最後は普通のメールの締め。内容を別にすれば、英検準1級くらいかな?


このスパムが自分が最近受け取った中で一番短いやつでしたが、どうでしょう?

普通これに引っかかる?

絶対引っかからない気がするんだけど。でもそれでも送るってことは、数十万通送れば一人や二人は引っかかるってことなのでしょうね。

ちなみに、このスパムは面白くて、差出人のメアドがウクライナ。メール自体に設定されている返信メアドがhotmail。そして、メール本文に書かれている返信先がgmailとワケワカメな状態。多分、gmailのアドレスにカモを返信させたら50円という感じの完全分業、歩合制になっているんだと思う。つまり、秋葉原の絵画売りで例えると、駅前の路上でランダムに通行人を勧誘してるのがこのスパム。んで店に入って話を聞く(gmailに返信する)と、別の説得が得意な人(強面のお兄ちゃん)が出てくるんだと思う。

なんだ、世界どこでも同じビジネスモデルじゃん(笑)

最後に講評。スパムにありがちな「宙ぶらりんの大金がどこからともなく出てくる」のは前例を踏襲して良かったけど、銀行屋が口座の金を自由にできるのかは疑問。それ以外にもディテールの粗さが気になりました。「夫を亡くした未亡人」あたりを登場させて、助平心丸出しの男ども釣ることも検討しましょう。

★5/10

あれ、これめっちゃ面白いぞ。シリーズ化しよっと(笑) そのうち「スパムで学ぶ英語」とか本書けそうw

続編を書きました↓

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