ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

リモコンがテレビ番組内で果たした役割

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リモコンことリモートコントローラーは、テレビを遠隔から操作するデバイスのことですね。ちなみに、日本ではリモコンですけど、英語ではリモート(remote)とよく言います。

リモコンの発明は茶の間に大きな変革をもたらしたと言って間違いないでしょう。操作をするためわざわざテレビの前まで行かなくて済むようになったので、容易にチャンネルを切り替えることができる様になりました。つまらない番組はすぐ切り替え(zap)られてしまいますし、広告が流れてきても別チャンネルに切り替えられてしまうんですね。これってある意味、手動で広告ブロックしているようなもんでしょうか(笑) ということで、放送局・広告主にとっては目の上のたんこぶ(PITA)ですが、視聴者側は大きな利便性をリモコンから得られたんです。

さて最近、リモコンが果たした大きな役割がもう一つあることに気づきました。それが今回の内容です。

我々茶の間は自宅のテレビを見ていますが、時々そのテレビ内の登場人物がその中で更にテレビを見ているシーンがあります(下図)。つまり、茶の間はテレビの中のテレビを見ていることになりますね。

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例えば、シットコム「フレンズ」内で、ジョーイが演じるドレイクのドラマ「愛の病院日誌」をフレンズキャラみんなで見ていたのは記憶に新しいところ。

さて、そんなテレビ内テレビ番組ですけど、ずっと見ているわけではありませんよね。ある時点でテレビ内テレビ番組からテレビ内の現実に視点・会話等が切り替わらなくてはなりません。でも、(茶の間の視聴者にとって)うるさくてテレビを付けたまま会話をするわけにもいきませんので、そこでテレビ内キャラはさり気なくテレビを消すんです。これは十中八九。そして、その消す時にリモコンが使われるんです。

ここでリモコンは重要なツールです。というのも、リモコンがないと登場人物がわざわざテレビの前まで移動する必要がありますからね。かなりの時間のロスです。

実際の例だと、刑事コロンボでは殺人を目撃した母娘がテレビを律儀に消してから会話をスタートしてますし

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Columbo [Credit: NBC]

ビッグバン★セオリーでは、ペニーとバーナデットがレナードが好きなテレビドラマを見終わると、こちらも律儀にリモコンで消して会話スタート。

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The Big Bang Theory [Credit: CBS]

リモコンが無いとどちらのシーンも冗長になってしまうのが分かるかと思います。

それでは、リモコンが無かった時代はどうやっていたのでしょうか? 前述したようにテレビの前までわざわざ行っていた? それとも、そもそもテレビ内テレビシーンが無かった?

簡単に解答は出なさそうですね。また、上記コロンボが1971年の作品らしいので、調べるといってもその前まで遡る必要がありそうです(リモコンの歴史をざっと見ると、1950年台あたりでしょうか)。しかし、これ以上の調査は私の手には余るもの。というか、海外で既に誰か調査していると思いたいですけど。

ということで、テレビ内でテレビを見ているシーンに出くわしたら、リモコンでテレビを消す瞬間をご確認ください。ちなみに、リモコンを探しても探しても見つからないので、テレビに弾丸を撃ち込んで黙らすのは海外ドラマのよくあるパターンですね(笑)