ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

Shill / サクラ

広告

f:id:insaneway:20190520203944p:plain:w150

いやー、海外ドラマとか今まで全く見たことなかったんですけど、Youtubeに偶然行ったら「コブラ会」とかいうアメドラを勧められて、ちょっとだけ見てみたんです。だって題名が日本語で謎だったし、更に最初のエピソードは太っ腹にも無料だったんで。そうしたらこれが面白いのなんの。カラテキッドって昔の映画知ってる? それの続編らしいんだけど、これがカラテキッド知らなくても楽しめるのよ。アンチヒーローモノって言うのかな。通常のドラマって正義と悪が戦って最後に正義が勝つってのが典型的なストーリーだよね。でもこの作品は、その後の悪が這い上がるところを描くの。酒浸りでどん底の生活から。そして、主人公のジョニーの心情が痛いほど伝わってくるの。視聴者はジョニーに感情移入しまくり。さすがに空手の実演シーンは50のおっさんなのでキレはないけど、生徒の子どもたちがド派手な演舞を披露してくれるから、純粋なアクションモノ好きな人でも楽しめるはず。さらには、字幕も英語・日本語すべて揃ってるから、英語勉強にもなるっぽい。自分はTOEIC300点の英語大嫌い人間だったけど、試しに英語字幕でコブラ会見てみたら、英語フレーズすんなり覚えられちゃった。Let me tell you somethingって感じ。こんな素晴らしいのに、更に今ならすごい特典があるみたいなの。初めに最初のエピソードだけ無料って書いたけど、いまYouTube Premiumに入会すれば三ヶ月無料で見放題なんだよね。自分も実際全エピソードタダで見ちゃったしw しかもYouTube Premiumはコブラ会だけじゃなく、他の色々なオリジナルビデオまで見放題。クドいようだけどもう一回言わせてね、三ヶ月間無料で。登録時クレジットカード人質に取られるけど、三ヶ月経ったら解約すればいいんだし。これってオトクすぎない? しかもだよ、なんとYouTube Premiumは音楽視聴サービスまで付いてくるんだって。うひょー。三ヶ月過ぎたとしても、月たった1,180円。こりゃ入会するしかありませんぜ、皆の衆。

皆さんが上記のようなレビューを見たらどう感じるでしょうか? ステマ? 業者? サクラ? だいたいそんな感じですよね。偶然サービスを知った風に書かれていますが、そんなの嘘八百。明らかにすべてを事前に知った上で、隠れた意図を持って宣伝しています。

こういった行為や人物を英語で「shill」と言うんですね。/ʃɪ́l/、汁とはアホな響きだけど、ネット上では頻繁に奏でら(使わ)れます。そういう意味ではネットスラングと言っていいかもしれません。

ちなみに、このshillは商品広告の宣伝だけに限らず、裏の意図があれば幅広く使われます。例えば政治的プロパガンダ。自分がひいきにする政党のことを隠し中立を装って議論に参加し、最終的にひいき政党を擁護するなんかも立派なshillです。

逆に、議論相手をshill扱いして非難するのもよくあります。実際、ネット大手掲示板のredditの/r/politicsでは、スレッドの一番最初に次の注意書きが毎回掲載されるほど:

Personal insults, shill or troll accusations, hate speech, any advocating or wishing death/physical harm, and other rule violations can result in a permanent ban.

Politics

shillの決めつけはbanの対象なんです。ちなみに、その横のtrollは荒らしの意ですね。

でも思うんだけどさ、ネット上の意見なんて多かれ少なかれshillだと思うのは、世界を悲観的に見すぎているのかな?

だって、何の裏も意図もない風を装って、更に深い意図が隠されているとか、よくありません? 最近だと、構造が多段になってたりもします。例えば、何の裏もない風を装って、さらに一段深い意図もオープンにして本当に何の裏もない風を装いつつ、その奥底には真の隠れた意図があるとか。こうなると、もうよく分かりませんね(笑)

いずれにせよ、このブログがshillになる可能性は今の所ないのでご安心を。純粋に「海外ドラマで英語を勉強しよう」ってだけで、それはopen book(容易に知れる)のはずです。

ちなみに、この記事だけは当然shillですよw

というのも、

「コブラ会」の架空サクラレビューを例にshillを説明すると称して、「コブラ会」を宣伝しようとする隠れた魂胆があります

ほら、多段構造(笑)