ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

インターネットの豆腐(Tofu)

広告

f:id:insaneway:20191028224215p:plain
Image by OpenClipart-Vectors from Pixabay

前回Brickに文鎮化するの意味があることを見ましたので、それに関連して、こちらも四角い形の豆腐(Tofu)を今回見ていきます。

といっても、食べ物の豆腐自体は既に英語化されていて、向こうでは普通に通じますよね。アジアのヘルシー料理の一つって感じ。

海外ドラマや映画だと、菜食主義者やビーガン(完全菜食主義者)なんかが食べるものとして頻繁に登場します。ベジタリアン=豆腐って方程式が成り立つくらい。しかし、よせばいいのにドラマの中の菜食主義者は肉食派の主人公を転向させようと豆腐を執拗に勧めたりするんで、最終的には味のしないまずいモノ的に扱われることも多いんですよね。日本人的には、醤油さえあれば・・・と思ってしまうんですけど(笑)

さて、そんなTofuですが、実はネット上で別の意味で使われることがあるんです。

そこで問題。それがなんだか分かるでしょうか?  ネットを数年やってれば少なくても数回は遭遇してるはずですけど・・・。ヒントの画像を載せておきます、って豆腐ですけど(笑)

f:id:insaneway:20191028222844j:plain
Image by hanul choi from Pixabay

正解は・・・なんと

□□□□□□□□□□

なのでした。

って、これだけじゃ分かりませんよね? それでは、wikipediaを紐解いてみましょう

Tofu

Tofu, or tofu character, used as Internet slang for any of:

the empty box (□) or other marker shown in place of an undisplayable code point (character) in a computer font (typeface)

replacement character (�)

Tofu (disambiguation) - Wikipedia

つまり、マイナーな言語を使ってる人が書いた文章を我々がブラウザなんかのソフトウェアで見るときに、こちらのソフト・フォントが扱えない文字コードの時、替わりに表示される□マークが実はTofuと呼ばれているのでした(笑) って理由は明らかですよね?

最近だと�の場合が多い気がしますが、wikipedia的にはこれもTofuなんですね。個人的には、これはちょっとTofuとは呼びたくないなあ(笑) 白い四角さが重要な気がするんですけどね。

と言っても、最近は□マークなんてめったに見かけること少なくなりましたよね。デフォルトで入っているフォントはメジャーな言語は既にカバーしているので。

でも、ユニコードの標準化委員会の人々は、日々新しい言語を追加している最中。フォント側が追いつかなければ、当然我々は懐かしのTofuと即ご対面なわけです。

そこで、ちょっと実験してみます。絶滅危機言語にOsageというのがあるのだそうです。ネイティブ・アメリカンのOsage族の言語。日本人的にちょっと名前に親近感ですね(笑)(発音はオウセイジみたいですけど)

そして、既にこのOsage言語はユニコード化されているんですよね。

f:id:insaneway:20191028231830p:plain
Osage Language

試しに、以下のOsage Nationについて書かれたWikipediaの記事を開いてみます。

en.wikipedia.org

試しに、私がChromeで見た画面を以下貼っておきます。

f:id:insaneway:20191029000128p:plain
Wikipedia's Osage Nation w/o font

見事、何丁もの豆腐をいただきました(笑)

こんな感じで、Wikipediaの超マイナーなページを見ると、Tofuに遭遇しますよね。

それでは、このTofuをなくすにはどうすればいいでしょうか? もちろんフォントが必要です。でもさ、誰が絶滅寸前のどマイナーOsage言語のフォントなんて作ってんだって感じですよね。

だけど、実は居るんですよ。あの会社、Googleです。

彼らはAdobeと協力してGoogle Noto Fontsなるフォントを作って無料で公開してるんですね。

www.google.com

その名前Notoの由来がトップページに高らかに謳われています:

no more tofu

ノーモアTofu!

そう、彼らは上で述べてきたTofuをなくそうとしてるんです(笑) これってすごくない? だって、コードの数の分フォントが必要なんですから、膨大な作業です。

それでは、実験の続きに戻りましょう。Noto FontのページからNoto Sans OsageというOsage言語用のフォントをダウンロードして、OSに追加します。

f:id:insaneway:20191029001239p:plain
Noto Sans Osage

そしてTofuだったWikipediaのページは・・・、Ta-da

f:id:insaneway:20191029000315p:plain
Wikipedia's Osage Nation w/ font

ちゃんと表示されました! すごい!

ということで、今回はネット上の豆腐(Tofu)こと表示できない文字コードの代理表示(□)と、ノーモアTofuプロジェクトNoto Fontの話でした。

日本人的には、初見だとキャッチフレーズの「ノーモアTofu」ってどうなのよ?って感じですよね。豆腐はもういいって響きなので。Tofuが□の意味であることを知った後なら、多少は許せる・・・でも、もうちょっと考えてほしかったかな。それでは〜