ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

洋書ボキャビル本レビュー

広告

f:id:insaneway:20200501005801j:plain
所有してる洋書ボキャビル本

今回は語彙向上のための洋書ボキャブラリービルディング本こと、通称ボキャビル本をまとめてレビューしてみます。

TL;DR

まず最も重要なこと。英検準1級レベル以上の力がないと意味がないので、英検準1級の過去問を見て難しく感じる人は、こんなのよりまず日本語のテキストを買うべきでしょう。

それでもボキャビルしたいのであれば、無料で手軽にできる Vocabulary.com - Learn Words - English Dictionary で十分と思います。

それでも真剣に本を購入したいのであれば、Merriam-Webster's Vocabulary Builder が絶対オススメ!

ポケットブックの3冊

Merriam-Webster's Vocabulary Builder (English Edition)

Merriam-Webster's Vocabulary Builder (English Edition)

Instant Word Power

Instant Word Power

  • 作者:Lewis, Norman
  • 発売日: 1989/09/01
  • メディア: マスマーケット

まずはポケットブック型のボキャビル本3冊。と言っても、厚すぎてポケットには入んないんですけどね(笑) でもコンパクトなのは確か。

  • Merriam-Webster's Vocabulary Builder(MWVB)
  • Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabulary(WPME)
  • Instant Word Power(IWP)

上で述べたように、この中ではMWVPがオススメなんだけど、WPMEとIWPの2冊がなぜ駄目なのかを一言で表すと、もうね、クイズがありすぎなんです(笑)

f:id:insaneway:20200501013018j:plain
(左)Word Power MAde Easy(右)Instant Word Power

両者ともにセッションという名の章が40章くらいあって、その冒頭にその章で学ぶ語彙が示されます。語彙は覚えやすいようにあるカテゴリでグルーピングされています。例えば、その章で学ぶのは専門医の名前だとすると、ophthalmologist, orthodontist, orthopedistとかが大量に列挙してある感じ。そしてその後、その章最後までずっと覚えたかクイズなんですよ、この2冊。

たしかに語彙を付けるためにはクイズやって実際覚えたか確かめるのは必要なんでしょうけど、でもさ、本の内容の半分以上がクイズって多すぎでしょ(笑) 何この覚えろ圧力? ボキャビル謳ってるからなんでしょうが、覚えないと先に進めない構造なんですね。

だから、読んでて本当につまらないの。だってさ、上で出したような専門医の語彙が列挙されてあるだけですよ。1ページ目であくびが出ることは保証します(笑)

いや、MWVBだって章の最後にクイズはあるんですけど、これら2冊と比べてこちらはひどくないんです。至って普通。暗記しろって圧が無いんです。

そして、MWVBを私がおすすめする最大の理由は、語彙の説明読んでて面白いんです。だてに100万冊超売れてるわけじゃない。基本的に、章の冒頭で語源・語幹が一つ与えられ、それの意味や歴史が解説され、それから派生する語彙が以下並ぶってパターンなんですけど、それぞれの語彙の説明が非常に興味を持たせるものなんですね。

例えば、felineの説明:

feline

Cats have always provoked a strong reaction from humans. The Eguptians worshiped them and left thousands of feline mummies and idols as evidence. In the Middle Ages, felines were feared as agents of the devil: they were thought to creep around silently at night doing evil and caring not at all for anything except themselves...

猫はいつだって人類から強い反応を引き起こしてきた。エジプト人は彼らを崇拝し、証拠として何千もの猫科動物のミイラと偶像を残した。中世では、猫科の動物は悪魔の使いとして恐れられた:夜な夜な町を静かに徘徊し悪事を成し、自分たち以外は気にしないと考えられていたのだ・・・

Merriam-Webster's Vocabulary Builder

と言う具合。ストーリー性があって読んでるだけで面白いですよね? だからあくびが出ないんです。それに反し、残りの2冊は・・・って、これ以上言うと、あの2冊を買ったことが悔やまれるので止めておきましょう(笑)

なお、上で紹介したvocabulary.comの語彙の説明も、実はMWVBと同じ感じで、ライターの感性がキラリと光る読める文章なんですよね。だからオススメしたのでした。

www.serendipity.page

1100 Words You Need to Know

1100 Words You Need to Know (English Edition)

1100 Words You Need to Know (English Edition)

この本は実は私が1月からコツコツやってる本です。その辺の経緯は以下の記事でまとめてあります。

www.serendipity.page

これまで4ヶ月本書をやってきた感想は、意外とボリュームがあるなと言う点。コスパの点に関しては非常にいいと思います。既に3−4割の単語は海外ドラマで知ってるので、毎日こなすのは個人的に結構簡単ですね。週ごとにテーマがあったり、ストーリーが連続してたりもしますし。と言っても、ページ下に毎回あるイディオムはなかなか覚えられませんが(笑) 週末にやる復習のページが忘れがちな単語を思い出させてくれるのでありがたいですね。私は本とKindle版両方購入しましたが、本は大判でかさばるので持ち運びに不便。Kindle版が出先でやるときなどに重宝してます。

なお、英検1級のボキャブラリー攻略のために本書を購入しましたが(そしてやりませんでしたが(笑))、英検1級合格に本書は必要ないと思います。Over the Topな感じ。過去問とかやったほうが効率いいんじゃないかな。

Vocabulary Cartoons: Kids Learn a Word a Minute and Never Forget It

なぜ私はこの本を買ったのでしょうか? よく分かりません。100万冊売れたという惹句やKidsという単語に目を奪われたのかもしれません。ただし、一つだけ言えることは、カートゥーンという見た目に絶対騙されてはいけません。本書は日本のKids向けではありませんし、いや、英検準1級未満の人向けでもありません。語彙は立派にハイレベルなんですよ!

f:id:insaneway:20200501024223j:plain
Vocabulary Cartoons

encumber(重荷を負わせる)を覚えさせるのに、cucumber(きゅうり)に荷物持たせてるイラストの時点で、これダジャレなんですね(笑) そして、ダジャレって元ネタを知ってないと面白くないわけです。更に最悪なことに、外国人はその元ネタすら知らないんですよ・・・

しかも、1ページに単語一つというのは、ちょっとありえない感じ。コスパ最悪じゃない?

なお、日本語の本でダジャ単というのがあるので、ダジャレでボキャビルやりたいのならそっちがオススメです。って、絶版で入手できるか微妙ですけど・・・(↓実は持ってます、自慢w)

f:id:insaneway:20200501030201j:plain
ダジャ単

Painless Vocabulary (Barron's Painless)

Painless Vocabulary (Barron's Painless)

Painless Vocabulary (Barron's Painless)

BarronのPainlessシリーズのボキャブラリー編。実は、この本が今回紹介した中では一番優しいです。ちょうど英検準1級くらいのレベルなので、そのくらいの人にはピッタシと思います。

f:id:insaneway:20200501031633j:plain
Painless Vocabulary (Barron's Painless)

内容は、最初にその章で覚える15の単語を使った長文があって、その後、各単語の意味や、それの理解を試すテストなどが7−8ページ続くという構成。この本は、洋書には珍しく単語に赤い色がついているの。だから、洋書なのにも拘らず、日本の学生が持ってる赤い透明シートを使える(笑) なお、個人的に本書の評価が低いのは、自分の英語力が上ってしまってから購入したこともあり、載ってる英単語を全部知ってしまっているのが大きいです。あと、長文がそれほど面白くないのも欠点。ただし、Painless(痛みなし、努力不要の)の名前の通り、段階的に覚えさせようとしている感じはひしひし伝わってきますので、英検準1級くらいのレベルに居る人にとっては良い教材かもしれませんね。本書をやり終えると300個の単語を覚えられます。

最後に

今回はいつもと毛色を変えて、所有している洋書ボキャビル本のレビューでした。自分の中ではMerriam-Webster's Vocabulary Builder 一択ですが、合う合わないは個人個人の英語力や好みに大きく依存しますので、Kindleのサンプルとか利用して、慎重に選んだほうがいいと思います。なお、洋書なので全般的にハードルが高いのは言わずもがなですね。

まあ、ぶっちゃけ、本やるよりvocabulary.comでいい気もしますけどね。あ、vocabulary.comの回し者ではありませんよ(笑)