ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

歪むという意味でのワープ(Warp)

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Image by Genty from Pixabay

ワープは既に日本語になってますよね。SFなんかで宇宙船が今いるA地点からB地点に瞬時に移動する方法として。

元々英語では、20世紀初頭warp driveという名前でSF小説内でこの概念が導入され、それが日本に入ってきたときに後ろのdriveが欠落したみたいですね。だから、ワープ。

と言っても、このwarpは新しく作られた(coined)用語ではありませんでした。元々あった英単語warpをSF小説に借用したのです。それでは、本来のwarpの意味はなんだったのでしょう?

それが記事題名の歪む、たわむ、曲がる

木材なんかが水に濡れてまっすぐだったのがたわむとか、高熱で歪むなんてよくありますよね。そんな時に今でも使われます。海外ドラマでは、思い出してみると、家の梁(はり)がたわんでいるのを表現するときに使われていた気がします。ちなみに、梁は英語でbeamですね。ワープとかビームとか今回はちょっとSFチック(笑)

さて、それでは何故大元のSF小説内でwarpを借用したかですが、以下の名作映画「インターステラー」のシーンでこのことが紙を使って明快に説明されていました(今回の記事は、このgifからヒントを得たのバレバレですねw)

平坦な紙上(宇宙空間の例)でA地点からB地点に行くのに、そのままがむしゃらに直進すると時間がかかる。でも、紙自体(宇宙空間)の方を曲げれば(warp)、鉛筆でA地点とB地点を貫いたように最短で行ける・・・。だからwarpなんですね。曲がる対象は宇宙空間なのでした。(インターステラーではwormholeの説明で使ってますが、アイデアは同じなので借用しました)

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Interstellar [Credit: Paramount Pictures]

こういうのを知ると、英語学習って楽しくなりません? 既に日本語化されて我々が既に知っている単語「ワープ」が本来別の意味「歪む」を持っていて、その意味が密接に関係してるなんて。

まだ楽しくならない人向けに、もう一つ面白い事実を紹介してこの記事を終わりにしましょう(笑)

英単語warpには形容詞形warpedがあるんですけど、実は木材・板等の物理的な物以外を形容するのにもよく使われるんです。

それが、人間の心・態度・性格等。でもそれって、日本語でも「あいつの心は歪んでいる」とか言うじゃないですか。発想の根本は全く同じですね(笑)

ワープ1語からこんだけのことが学べるんだから、英語って面白いです。

いずれにせよ、気になったカタカナ語は一度調べてみると意外な発見があるかもしれませんね。それでは〜