ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

WHAT / IF 選択の連鎖の感想

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ネトフリから来た新作海外ドラマ「WHAT / IF 選択の連鎖」を週末から見始めて、ようやく昨日見終わりました。以下、感想。ほんの少しネタバレあります。

様々な投資家から投資を断られ続けた医療系ベンチャー企業の資金が底を突きかけた時、シリコンバレーで著名な投資家アン・モンゴメリーが手を差し伸ばす。女科学者リサの夫を一晩貸りる条件の元で・・・

というなんかすごい設定だったので、あまり期待せず見てみました。さて、エピソード1はこれが結構面白い。リサがその「夫貸し」条件を反故にするため、アンのマンションに乗り込むところから物語は始まります。そして、いいところで、「○○日前」とフラッシュバックになるのは、もうこの手の海外ドラマではおなじみの手法ですよねー。

リサの会社が投資家から尽く融資を断られ続け、親戚友人から借金した金の返金を求められ始め、もう新薬開発のベンチャー事業は失敗とリサが絶望したところで、高級ホテルのバーでバイトする夫がアンの名刺を持って帰ってきます。リサは藁にもすがる思いでアン主催のパーティーに夫と出向きます。そこでリサは、結婚よりも新事業の方が上なのかアンに選択を迫られ、そして、資金融資の条件に夫貸しか、はたまたそのまま貧乏農場行きか、という究極の選択を突きつけられるのです。これが邦題の「選択の連鎖」の意味ですね。そして、英語のWhat ifは「もし〜だったらどうだろう?」の意味なので、もし違う選択をしていたら、どんな違う結末になったのか?という意味が込められていそうです。

こう書くと、バタフライエフェクト系と思っちゃうんだけど、実は全然違います。ぶっちゃけると、選択らしい選択ってあまりないんですよこのドラマ。だから、タイトル負けなんです。一応、リサのベンチャー企業がメインストーリーであって、リサの周囲にいる人間模様もサブストーリーとして描かれるんですけど、それぞれが奇妙なめぐり合わせで絡み合うならいいんですけど、リサ個人を中心にして繋がってるだけ。完全にサブストーリーが独立しちゃってるから、ドラマに深みが感じられないし、ストーリー自体がつまんないんです。一応、それぞれのストーリー内でも各キャラに「選択」が突きつけられるんですけど、正直なところ、何が選択だったのか視聴者的には全く分からんし、どうでもいいんです(笑) 茶の間は、早くメインストーリーを進めてー!、という感情しか起こんないんです。

さて、この海外ドラマの最大の問題点はサブストーリーの多さにあると思います。メインのスタートアップ企業の話だけだと類似の海外ドラマはあるので(シリコンバレーとか)、「恋愛ものも追加しよう」、「同性愛にしちゃえ」「それじゃ、サイコパススリラーも入れちゃえ」みたいなノリで脚本の方向性が決まったのバレバレなんですよ。しかも、エピソード数は10しか無いのに、大風呂敷広げまくり。エピソード8あたりでもまだ広げてる始末(笑) もうさ、エピソード一つ進む時点で自分が萎えていくの分かるんですよね。あと、場面転換が多くて、Aのストーリーだと思ったら、唐突にBにジャンプする始末。しかも先に述べたように、相互にリンクがないので、あたかも5本の小説を3ページ読むごとに切り替えて読まされている気分なんです。この例え、結構うまいと思うんだけどどうかな?(笑)

そんなこのドラマ「WHAT / IF 選択の連鎖」。通常の自分だったら、エピソード3くらいで切ったんですけど、結局最後まで見続けてしまいました(最後は作業しながらの片手間だったけど)。それはなぜかというと、投資家アンの中の人にあります。この人の喋り方って、以前どっかで聞いたことあったんです。容姿じゃなく声というか話し方。英語で聞いていると結構特徴的な話し方なんです。それで、その回答を模索していたら、あらら、全エピソード見通してしまいました(笑) はっきり言って、結構な時間の無駄だったと思います。

最後、シーズン2へ続く終わり方をして、スタッフロールが流れる中も、自分の心は「アンは誰なんだろう」です。それでも分からず終い。ああ、終わってしまった、ブログに感想載せる価値も無いなと思いつつツイッターを開くと、以下のツイートが飛び込んできます・・・

あ、ブリジット・ジョーンズじゃん!

この瞬間、ようやく私の魂が解放されたと同時に、ブリジットジョーンズを思いつけなくてこのドラマを見続けた自分に情けなくなったのでした。

時間が売るほど余ってるなら見てもいいかと思います。あと、盆栽愛好家は息苦しくなるかもしれません。