ドラマの中の英語

The Name of the Game Is Communication

ウォーキング・デッド内でのゾンビの呼ばれ方でボキャビル

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はじめに

ウォーキング・デッドと言えばゾンビ。メチャクチャ怖いですよね。そして、それより怖いのが人間というのが裏の主題となってたりもします。ああいった現在の文明が一度没落してしまう世界観はpost-apocalyptic(ポスト・アポカリプティック)と言われますよね。もうすでに作品の一ジャンルとなってます。

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The Walking Dead [Credit: AMC]

ところで、当のウォーキング・デッド内ではゾンビのことをゾンビと呼んでた記憶がないんですけど、ありましたっけ? 個人的にゾンビなんだからゾンビでいい気がするんですけど、ドラマの中だとなんかみんなバラバラの呼び方なんですよね。英語の表現に、call a spade a spadeと言うのがあります。ここのspadeはトランプのスペードではなく、農具ののこと。どうも、ガーデニング用品と呼ぶ人が居るみたいですね。でもさ、「鍬なんだからそのまま鍬と呼べばいいじゃん」って思うところからこのイディオムが出てきたのでした。言い換えると、婉曲的に表現したり、飾り立てたり、ぼかしたり、周囲に忖度せずに、そのものをありのままに呼べばいいってこと。だからこのイディオムを借りると、私の最初の意見はcall a zombie a zombieと言えるかもしれませんね(笑) まあ、この世界ではゾンビという呼称がそもそもなかったという設定なのかもしれません。

そこで、今回はそんなゾンビさんたちが番組内で何と呼ばれているかを見ていこうと思うんですけど、ちょっとその前に、この呼称が沢山あるっていう設定について感想を述べさせて下さい。自分はこの設定大好きなんです。この世界では、ゾンビ化が発症して急速に広がって、それで文明がほぼ壊滅したわけですよね。地表はゾンビたちがのさばって、生き残った人間たちは各地に点々と小さいコミュニティを作って、寄り添いながらなんとか生きながらえている・・・。だから、各々のコミュニティ内でゾンビに対する独立した呼び名が発生するってかなり自然な気がするんです。そして、現代のような高度情報化社会では既になくなっているので、そういった呼称はコミュニティ間で共有されないんですね。独立したまま。かなりリアリスティックじゃない? そして、更にもう一点。多分ですけど、ゾンビ化がパンデミックになった際に、テレビ等メディアで専門家が学術的な小難しい呼称を付けたと思うんです。単にゾンビじゃなく、○○症候群とか。あり得るでしょ(笑) でも、そういった専門用語は継承されないんですね。生き残った人はゾンビを表すのにふさわしい呼び名でただ呼ぶだけ。学者なんか知ったこっちゃない。この辺の設定も超現実的なんです。これはドラマじゃなく、元の原作のコミックからしてそうなっているので、クリエーターを褒めるべきかもしれません。

以上、自分のウォーキング・デッドの好きポイントを述べたところで(笑)、実際ゾンビがドラマ内で何と呼ばれているのか見て、ボキャブラリー強化してみましょう。

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Walkers

ウォーカーは我らが主人公リックの呼び方ですね。歩く(walk)からwalkerってわけ。でも最初は小走りしてたりもしますよね(笑) 元々はリックじゃなくアトランタグループが言ってたのかもしれませんが、そこまでは調べておらず。ちなみに、walkerには赤ちゃんなんかの移動がままならない人向けの歩行器の意味もあります。それじゃ、歩行器を付けたまま死んでゾンビ化した人はwalker walkerなのか?等疑問が出てきますね(笑)

Biters

バイター。これはガバナー(総督)グループが使ってた呼称ですね。噛む(bite)からbiter。アルバイトしてる人ではありません(笑) ちなみに、ゾンビたちの噛む行為はbiteで統一されていますね。噛まれるとbitten。

Armed guards on the fence and patrolling the perimeter to keep the biters away.

The Walking Dead/Season 3/Episode 3

Roamers

この辺からボキャブラリの勉強になってきます。roamは当て所もなく彷徨ってるイメージ。動物が餌を求めてウロウロしてるのにも使われますね。ゾンビもそんな感じなのでroamer。そういえば、スマホなんかのローミングサービスのroamがまさにこれのこと。地表を彷徨ってどこに行っても通信が繋がるってことなんでしょうね。

There's 10 roamers there.

The Walking Dead/Season 2/Episode 10

Geeks

geekは通常オタクの意味なので、ゾンビに使うのはふさわしくない感じですよね。でも、英辞郎によると、

geek

サーカスの見世物師(生きているヘビやニワトリの首を食いちぎって見せる、ランクの低いパフォーマー)

英辞郎

とあるので、ゾンビのことをそう呼んでもそこまで外れてはないかもしれませんね。

The other geeks came and ate all the flesh off his legs.

The Walking Dead/Season 2/Episode 3

Lurkers

lurk潜伏するの意味。つまり、物の影や暗闇、死んだふり(?)なんかをして急に襲いかかってくるタイプですね。ドラマを見てるとBGMも相まって、このタイプがめっちゃ怖いんです(笑)

They're... they become docile in a sense. Lurkers.

The Walking Dead/Season 3/Episode 3

The Infected

infect感染するの意味なので、infectedは感染した。それにtheを付けると名詞になって「感染した者」。これは、疾病対策センターの研究者が使っていました。最後爆発したビルディングに居た生き残り研究者です。でもさ、生き残ってる全人類は既に感染済みだと思うんですけどね。死んだらゾンビになるんだから。

Creepers

creepは日本語の音的にはコーヒーに合いそうですけど(笑)、英語だとゾッとさせる物のこと。形容詞形のcreepyの方が馴染みがあるかもしれません。ゾンビを見たらゾッとするでしょ。それがcreepyです。だからcreepersという呼称はかなりいいところをついていますよね。ちなみに、マインクラフトの爆発する緑の奴もクリーパーですね。

最後に

今回はウォーキング・デッド内でゾンビがどう呼ばれるかを見てみました。色々な呼称がありますけど、自分はやはりゾン(略)

ところで、日本語だったらなんと命名しますかね、ゾンビ禁止で。意外と難しい気がします。歩く死体じゃwalking deadそのものだし(笑) ちなみに、中国だったらキョンシーなんでしょうね(笑) それでは〜