今回紹介するのは、映画・ドラマで定番表現「〜できるのはあなたをおいて他にいない。」です。乗り気でない相手を説得する時に出てくる表現ですね。二週間で僕を強くできるのは師匠しか居ないんです!とか、二週間後地球に衝突する大隕石に乗り移って爆破できるのはあなただけだ!とか。どこのアルマゲドンだ(笑) この表現の最後は、()で括ったように2パターンあります。If anyone can, it's you.は分かりやすいですね。もし誰かできるなら、それはあなただ。でも、If anyone can, you can.はちょっとピンとこない感じ。最悪、誰でもできるんだから君もできる、って取っちゃいそう。まあ、シーンの状況を考慮すれば、そうは取らないんですけど。だって、地球の大ピンチにブルース・ウィリスの元で頭下げてお願いしてるわけですから。 それでは、海外ドラマでこの表現が使われているシーンを見てみまあしょう。どんなことをできると言ってるんでしょうか? プリズン・ブレイクから マイケルとリンカーン兄弟を助けられるのは彼だけと、その男の元へ助けを求めに行くサラ達。いやいや、誰もあの兄弟を助けられないと思うんですけど(笑)。この後、掴んだ手が実は敵の罠で、大変なことになるのですが・・・ If anyone can help Michael and Lincoln, it's him. Prison Break/Season 2/Episode 18 Prison Break [Credit: Fox] Tangled The Seriesから シーズン2からタイトルを替え(やがっ)たディズニーアニメTangledから。ラプンツェルの両親、王と王妃は吹雪の山の中で遭難します。ユジーンとその仲間が捜索に向かいますが、心配のラプンツェル。部下のカサンドラは、見つけられるのは奴らをおいて他にはいない、と安心させようとします。ここでは、ユジーン達なのでtheyですね。 カサンドラ: Don't worry, Raps. If anyone can find your parents, they can. Tangled The Series/Season 1/Episode 16 新しいタイトルはRapunzel's Tangled Adventureです。邦題はどうなるかな? 「ラプンツェルのもつれにもつれた冒険譚」とかどうでしょう。「もつれっ話」が既に取られているのが悔しい。 The Good Doctorから クレアは同僚の医者を、このすごい手術をできるのはあなただけと鼓舞します。ちなみにこの手術、3Dプリンターで作った特製の人工骨を患者の粉々の骨と取り替えるというものすごい最先端のもの。クレアのアイデアです。果たして成功するのかどうか。 クレア: And if anyone can do this brilliant surgery, it's you.

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Acronym,は頭文字語、abbreviationは省略形の意味。手紙の最後に P.S. と書いたことある人も多いと思いますが、実はこれがacronymの一例です。ちなみに、P.S.はpost scriptの略だそうです。へーへーへー。 でも、これってライティング特有じゃないの?と思っていたのですが、海外ドラマで聞くことが多いのもまた事実なんです。会話中に急にアルファベットが聞こえてくるから逆に目立つんですよね。 ということで、ドラマの中でよく使われるacronymをランキング形式にしてみました。いつものように、私が視聴した海外ドラマの中からのランクです(エピソード数6,400くらい)。ピリオド付きも集計。 みなさんはいくつ知っているでしょうか? 全部知ってたらスゴイ! 番外編: FBI ダントツ一位はFBIでしたが、ちょっとズルいですね、ということで番外。それだけFBIが出てくる番組が多いということ。NYPDなんかも多そう。というか、彼らは悪党のアジトに突入する時FBI! FBI!と連呼しながら突入するのですから、数が増えるのも当然ですね。CBIが出てくるドラマはメンタリスト一択ですかね。 第1位: AKA (Also Known As) / またの名を AKAは別に有名な名前を持ってるときに使われますね。ドラマの中では、アルファベット読みでエーケーエーです。 次のThe Big Bang Theoryでは、シェルドンがAKAを効果的に使って、自分とペニーを紹介(?)してるのがわかると思います。内容は凄い対比ですね。アインシュタインとミジンコくらい。 シェルドン: Here we have a highly gifted researcher in the field of particle physics whose work has brought him to the precipice of forever changing mankind's understanding of the universe. AKA me. And here we have a waitress brushing her teeth with her finger. AKA you.

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Image by AD_Images from Pixabay 以前 it's no big deal.が出てきましたので、今回それを紹介しようかなとも思いましたが、not a big deal形式も含めると字幕DBで1,000以上ヒットするんですよね。これだけ有名だとあまり乗り気がしないのは自分が天邪鬼だからでしょうか? そこでちょっと捻って、フレンドリーで子供っぽい響きがあるno biggieにします。no biggyとも綴られますね。 This Is Us NHK絶賛放送中のThis Is Usからはトビーとケイトの減量サークルのシーン。ケイトは一生懸命頑張ったにも関わらず1ポンドの減量。それに比べ、トビーは8ポンドと月目標を達成します。カウンセラーから勝利写真を依頼されるも、ケイトの気持ちを考えて断るトビーは女心を分かってますね。受けるべきというケイトに対し、大したことじゃないさno biggieと返します。ケイトの最後のセリフ「You are no biggie anymore.」のジョーク(pun)お分かりになりますか? あなたは大したことじゃない、と訳してしまいそうですが、それだと意味が通じません。ここではbiggieの元となった単語bigと取ればいいです。つまり、「あなたは減量に成功してもう大きく(big)ない」というわけ。このような言葉遊びもあるので、学んだことをそのまま適用するだけでなく、柔軟さを併せ持つことも海外ドラマ視聴には必要ですね。 カウンセラー: Hey, guys, guess who just met their month goal? This guy! Nice. Hey, yeah, Toby, do you mind if we take a victory pic? トビー: Oh, no, no, that's not necessary. ケイト: No, of course it is.

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The Good Doctor - ドラマの中の英語 IMDbで現時点★8.5となかなかの高評価のThe Good Doctor(グッド・ドクター 名医の条件)。前回上記記事を書いたけど、今回はIMDbから一般視聴者のレビューを拾ってみました。 Houseの二番煎じ 見たことないけど、The Good Doctorと同様の医療ドラマHouse(Dr.HOUSE)があったそうだ。その主人公を自閉症にしただけとの意見。しかし、Houseがなければこれが最高の医療ドラマとの意見も。 (追記)中古DVDを見つけて、Dr.HOUSE(ドクター・ハウス)見ました。シチュエーションは確かに似ています。対人関係とか。ただ、ハウスは部下が優秀なので、そこが結構違う気も。 家族で楽しめる素敵なドラマ 安心して家族で見れるドラマ。裏を返せば予定調和的と言えるかも。ただしベッドシーンは不要との意見は、首肯せざるを得ない。 ストーリーが陳腐、あり得ない、cliché 何処かで見た展開が多いとの意見。病状が違うだけで似たり寄ったりになるのは仕方がない。尊厳死の問題とかも被るよね。宗教上の理由で輸血拒否とかも今後出てきそう。最初は良かったがだんだんつまんなくなってきたとの意見も。潜在能力はあるとのレビューも。 感傷的すぎる BGMなんかで感傷的にしようとしすぎる。脚本が素晴らしければそれでもいいが、予測可能な展開では逆効果とのこと。逆に俺は泣いたという率直な吐露も。 医療の専門性がない ドラマの中の治療法などが現実の医療と噛み合っていないという意見。特に主人公の自閉症に関しては自閉症スペクトル障害と名前が変わってるとのこと。そっちの事実チェックに回す予算が無いのでは?と懐を心配する視聴者も。 自閉症に対する偏見 当然ながら我が子が自閉症の親が両サイドに別れて喧々諤々してる。曰く、こんなのは嘘っぱちで自閉症の医者はありえないという意見や、自分は自閉症だがビジネスで成功してる、自閉症に対する偏見が道を狭めているなど。他にも自閉症の医者になんか掛かりたくない等々。 主人公の話し方 ショーンの話し方が機械的という意見。自閉症っぽさを出したいんだろうけど、そんな話し方をする自閉症はいないとのこと。 死の直前 患者を死の直前に追い込むことが多いという意見。Houseと比べるとそうだそうだ。確かに、緊張感を持たせるため、様態が急変したり合併症を発動したりし過ぎの嫌いはある。脚本の都合上しようがない。 最後に あと一歩で完璧に近づけるのであら捜しをしてしまうパターンかな。期待の裏返しの意見も結構あった。総合的には高評価。でもドラマ好きにとってはありきたりと感じるっぽい。

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The Good Doctorは自閉症でサヴァン症候群の天才的頭脳を持つ若者ショーンが外科医になったらを描いた医療ドラマだ。ドラマの中のBased on...という注意書きや字幕サイトのThe Good Doctor(US)というカテゴリを見ると分かる通り、原作ドラマが他にある作品。多分韓流ドラマを米国でアレンジしたんだと思う。ストーリーは自閉症でコミュ障のショーンがとある病院に招かれるところから始まる。当日理事会では院長がこの若者を雇うという決定をしたことに対する疑義が他の委員から出て喧々諤々。自閉症に手術させるなんて、何かあったら病院の評判に傷がつくというお馴染みのやつだ。ショーンは当然のごとく、病院へ向かう途中急病の患者を助けて、病院のお歴々を納得させる。しかし、配属されたチームメイトや患者とのコミュニケーションがうまく取れないため、騒動を引き起こし続ける。そんな彼が人間として成長する軌跡を追うのと共に、タイトルにもなっている通り、良い医者とは何か?全知的能力があるだけでいいのかを追う作品だ。 www.imdb.com 一言で言えば、ビッグバン★セオリーのシェルドンが医者になり、コメディでなくシリアスな人命に関わるドラマに出ていると思えばOK。ついでに、This Is Usのフラッシュバックが所々に入って、彼の過去が浮き彫りにされていく設定だ。現に、病院院長とは14歳の時に個人的な付き合いがあったことが示唆される。さて、このフラッシュバックが曲者だ。なにせ手術の前など重要場面に入るため、そしてフラッシュバック中はショーンが上の空になるため、人命がかかっているのにぼーっとしてる描写になってしまう。つまり視聴者はヒヤヒヤ、ドキドキする。そしてフラッシュバックの描写が下手くそなため、実際は数十秒のぼんやりなのだろうが、数分にも感じてしまう。例えば、臓器移植で別の病院に肝臓を受け取りに行く描写が典型的だ。ヘリで往復するのだが一難あって帰りはパトカーで先導してもらうことになる。当然一刻を争う事態なので即帰るべきなのだが、あろうことか乗車する前にフラッシュバックが発生する。視聴者一同はよ乗れと画面の前でツッコミを入れたくなるシーンになってしまう。またシェルドン的な彼が人命を預かることになるため、彼の自閉症由来の欠点が相当視聴者をいらつかせてくれる。皮肉が全く通じなかったり、天才的推察力で患者の腫瘍が悪玉であることを患者の前で大声で指摘するなど、コメディでは笑えてOKなことがここでははっきり裏目に出てしまっている。見せ方をうまくすることでなんとかなるはずだが、最初の方のエピソードを見る限りそこに希望は見られない。ただし、この2つの欠点を大目に見れば、このドラマは十分及第点が付けられる良質のドラマだ。当然のごとく、病院理事会内での権力闘争や病院スタッフの浮いた話、毎エピソードスゴイ特殊な患者が2人出て来てこの病院の医者達を悩ます。ショーンは持ち前の観察力と知識で本当の原因を推察したりうまい代案を提案したりすることで貢献する。この時使われるCG描写(本から取ってきた臓器の絵や病状の一節などがショーンの目前に浮かび上がる)がちょっと陳腐に感じられるが、彼が持ち前の知識を引き出し、ソリューションを考え出しているシンキングタイムと思えばなんとかなる。またショーン自身も病院での経験を踏まえて急速に成長していくので、苛つくのは最初だけかもしれない。ちなみに手術の描写がかなりリアルで、血はもちろんお腹をメスで切ったり臓器を取り出したり、出産前の胎児まで出て来る。これにはグロ耐性がないと視聴はキツイかもしれない。多分将来的にはシェーンの不器用な色恋沙汰も描かれるであろう。実際、アパートの隣人の女性とは何か起こりそうな展開になっている。色々不満を書いてしまったが、期待の裏返しと思ってもらえばいいかな。いずれにせよ、自閉症を描いた映画アカウンタントなんかが好きな人には間違いなく面白く見れると思う。IMDbで★8.5なのも納得の出来だ。英語はさすがに医療関係の専門用語は全く分からないが、毎回すごい手術をしていることは伝わってくる。だいたいハッピーエンドだが、アメリカの医療費のべら棒さを思うと、手術後請求書の0の数に驚く患者を想像してしまう(笑)

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海外ドラマの中の英語

海外ドラマで見つけた面白い英語表現や番組自体の感想なんかをほぼ毎日更新してます。自分はバリバリの理系。海外ドラマを見ていたら英語ができるようになりました

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