2017年度第2回英検準1級を解いてみた - ドラマの中の英語

2017年度第2回英検1級を解いてみた - ドラマの中の英語

前回最新の英検1級・準1級過去問を解いた時に感じたんですが、級間でボキャブラリー問題にそれほど大きな難易度差が無いように感じました。いや、準1級にすごく簡単な問題が混じっていることは分かるんですが、難し目のは1級とそれほど大差ないじゃんみたいな。1級にも簡単なの混じってるし。そこで、前回2017年度第2回の英検1級・準1級の設問1のボキャブラリーの問題で、正解とされた英単語の海外ドラマでの出現頻度を調べてみました。調査方法は、句動詞の問題は外し、形容詞と副詞は同一視、動詞の変化も同一視し、名詞単数複数も同一視しました。他にもあったけど忘れた・・・。自分が今まで見た海外番組の字幕DBで検索し、ヒットするポイントを競います。簡易プログラムを作成し自動集計し、目視で最終チェック時に都合上5の倍数に丸めてあります。 結果は・・・

No.英検準1級ポイント英検1級ポイント
1abound20frugal10
2boost150prerequisite10
3famine25grapple25
4diploma220broach15
5plague110versatility10
6miscellaneous10plausible65
7perpetual50skirmish15
8halt115arcane10
9divert85invincible25
10scarce30prod35
11lenient5appall50
12persistent95coercion25
13disrupt135posthumous10
14adaptation0hereditary20
15frustrate215encroach15
16flattery20lethargic0
17bulky20snag75
18partial270belligerent20
19exemption15astound45
20acknowledge270knack40
21portray40complexion30
1900550

ということで、合計ポイントだと約4倍の差ですね。思ったより小さい。見てもらえれば分かりますが、英検準1級は100ポイント以上の英単語が結構あり、そこでポイントを稼いでいる感じです。逆に英検1級は100ポイント以上を叩き出す単語は無いですね、でもsnagとplausibleなんかがポイントゲッターで、英検準1級にあってもおかしくない単語です。plausibleなんてビッグバン★セオリーのシェルドンの口癖みたいなものですし。でもlenientはドラマでは使われないようですね。話し言葉の中に出てこない単語なのか。adaptationはadaptと動詞ならもっとヒットしましたが、名詞は数件でした。lethargicも2件で丸め処置で0件に。思いの外差が少なくすごい意外な結果です。頻度がたった4倍の差なら、ドラマも4倍見れば英検1級合格できるってことでいいのか? まあ、リスニング力とスピーキング力も同時に強化されることは明らかですので、ドラマ鑑賞は英検にもオススメです。面白いので前々回の過去問でも調べてみよう。