英語学習はトランプ大統領のTwitterでおk
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この記事は 英語学習 Advent Calendar 2018 の 22日目の記事です。
皆さん始めまして、insaneです。私は海外ドラマをずっと英語字幕で観ていたらいつの間にか英検一級に合格できていたという英語歴なので、自分の成功体験、すなわち海外ドラマでの英語勉強を広めようと、このBlogを運営している者です。こう書くとネトフリ等の回し者と思われるかもしれませんが、全くの第三者なのでご安心(?)を。多分リンクすら貼ったこと無いと思います。通常は、週5日程度、海外ドラマで見かけた面白い英語表現を紹介している感じです。
さて、そんな私なので、このアドベント・カレンダーでは海外ドラマ視聴を通しての英語学習法を述べようかと思ったんですけど、ぶっちゃけ書くことないんですよね(笑) 自分が面白いと思う番組を英語字幕で見ろ。ただそれだけなんです。眠らなくちゃいけないのに面白すぎて続きを見ずにはいられない・・・。そんな番組。私がやったのは、それを英語字幕で見続けただけなんです。面白ければ英語でも苦にならない。
ただ、これだけだと本当に数行で記事が終わってしまうので(笑)、今回この記事では全く別の英語勉強法を提案したいと思います。それが、記事タイトルにある
英語学習はトランプ大統領のTwitterでおk
あ、まだ帰らないで下さい。半分冗談ですけど、半分本気です。以下、真面目に考察していきます。
1. 簡単
はい、英語が簡単なんです。トランプ大統領の英語を聞いたり見たりしたことが全くない人は、世界のリーダーこと米国大統領なんだから何か高尚なことを言ってると考えると思います。それは以前の大統領に対しては正しいんですけど、こと45代大統領トランプに関しては全く当てはまりません。めっちゃ簡単です(笑)
事実、言語学者の分析によると
TRUMP SPEAKS AT FOURTH-GRADE LEVEL
https://www.newsweek.com/trump-fire-and-fury-smart-genius-obama-774169
と小学校4年生レベルなんです。
まだ、信じてくれない?
それでは実際のツイートを見てみましょう。これは、自身のモスクワのトランプタワー建設計画で、ロシアのプーチン大統領に豪邸をプレゼントする案があったことをニュースにされての反応
Oh, I get it! I am a very good developer, happily living my life, when I see our Country going in the wrong direction (to put it mildly). Against all odds, I decide to run for President & continue to run my business-very legal & very cool, talked about it on the campaign trail...
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年11月30日
どう? 簡単でしょ。分からないとすれば、I get it!かな。これは口語でおなじみの表現で「分かる」ってこと。Do you get it? だから敢えて日本語で訳せば、「はいはい、分かってるって。僕は優秀な宅地開発業者で、幸せに暮らしていたんだ。でも、この国が間違った方向に行くのを見ていられず、大きな困難を乗り越えて大統領立候補を決めた、そして、ビジネスも続けた、とても合法で、とてもクールじゃん・・・」
ちなみに、英文の添削なんかを受けたことある人は、veryをあまり多用しないほうが良いとアドバイスを受けたことがあるかもしれません。だって、知的に響かないからね。でもご安心を。トランプさんはそんなのお構いなし。このツイート内でveryを3つも使ってます。そして、このツイート内のvery legal & very coolは皆がこぞって使うコピペにまでなってしまいました(笑)
というように、トランプ大統領のツイートは簡単なので、英語学習者に最高の教材なんです。初級者でも頑張れば読めるはずです。
2. 間違い探し
そんな小学校4年生なトランプ大統領。当然、ツイート内には間違いが頻繁に潜んでいます。
例えば、次のツイート。選挙キャンペーン最中にロシアと密接なつながりがあったと報道されて。
“Democrats can’t find a Smocking Gun tying the Trump campaign to Russia after James Comey’s testimony. No Smocking Gun...No Collusion.” @FoxNews That’s because there was NO COLLUSION. So now the Dems go to a simple private transaction, wrongly call it a campaign contribution,...
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年12月10日
ここでの注目は最初の一文。日本語に訳すと、「民主党(反トランプ)はトランプ陣営の選挙キャンペーンとロシアを結びつけるSmocking Gunを見つけられない」。このSmocking Gunって一体何なんでしょうか? 単語smockは昔の農民が着ていた作業着らしいです。グーグルイメージ検索すればニュアンスはつかめます。日本の作務衣っぽい感じ? smockingはそのsmockの動詞なんだから、smockを着せるって意味。でもそれだとSmocking Gunの意味全く分かりませんよね、作務衣を着せる銃??
なんでも報道によると、トランプ大統領は/k/の発音になるckとkeの区別が苦手とか(笑) だから、実はこれ、smokingの間違いなんです。smokingはsmoke(煙)の動詞形だから煙が出ているの意。つまり、Smoking Gunは煙が出ている銃のことなんですね。もちろん燃えているんじゃなくて、銃口から煙が出てるんです。それでもまだ意味が通じないかな? もうひと踏ん張りです。実はSmoking Gunって有名なイディオムなんですね。銃口から煙が出ているところを想像してみて下さい。銃を撃った直後なのが分かります。ルパン三世の次元大介も撃った後フーっとしますよね。あれがSmoking Gunの元の意味。そこから転じて、Smoking Gunには「動かぬ証拠」の意味があるんです。煙が出てる銃を手にしてたら、銃撃ったのバレバレですからね。ここでツイートに戻ると、トランプ大統領はつまり、「自身の選挙キャンペーンとロシアを結ぶ動かぬ証拠(Smoking Gun)など無い」と言いたかったわけ。でも残念ながら、スペルミスしてしまったんです(笑)
こんな感じで、トランプ大統領の英語の間違いからでも英語を学ぶことができちゃうんです。Smoking Gunなんて刑事ドラマではおなじみのボキャブラリー。
ちなみに、Smockingも当然のようにmeme(流行)になってたりします。実際、次のマグカップが既に売られているんですね(笑) 日本円で約1,000円。もちろん、マグカップ上の奇妙な英単語covfefeもトランプ大統領のツイッターが生んだmemeです。coffeeに綴りが似てるからここでは使われていますね。発音は、カフィーフィ、ちょっとかわいいですね(笑) 本来どういう意味で使おうとしたのかはググってみると分かります。
個人的に偉いと思うのは、トランプ大統領ってあまりツイート消さないんですよね。そこだけは頭が下がります。
3. 反応
はい、そんなトランプ大統領のツイート。フォロワーも膨大な数であることから、ファン・アンチ含め、喧々諤々たくさんの反応があります。直接のツッコミリプライや、上記マグカップもそうだし、YouTubeなんかにはそれこそトランプ大統領がcovfefeするなり、多くの冷やかし動画が投稿される始末。その一端を理解するのも、相当の英語勉強になります。
4. エンタメ
これが重要なんですけど、トランプ大統領のツイートを中心(震源?)にしたこの一大エンターテイメント、本当に面白いんです。アメリカ人の皆さんにはご愁傷様だし、トランプ大統領の行動が頭痛の種なのは理解してますけど、日本には彼らほどの影響がないので、観客の立場で相当楽しめるんですね。サーカス見てる感じ。まあ、TPPとか貿易で少なからず影響はあることは確かですが。今朝なんて、シリアからの撤退をツイッター上で表明。親トランプの共和党だって寝耳に水。まさに、ツイッター上で生の政治が行われているんです。最初に海外ドラマ視聴のところでも述べましたけれど、やっぱ楽しまないと言語学習って続かないんですよ。そういう意味では、トランプのツイートとそれを含んだドタバタ劇は、どんな映画・ドラマにも引けを取らない上質なエンタメなんです。
5. 無料
こんな喜劇(?)が無料で見られるんなんて・・・。ぶっちゃけ、ネトフリなんかよりコスパいいです(笑)
6. 毎日
さて、こんだけ英語教材として有用なトランプツイートですけど、頻繁にツイートしてくれないことには勉強になりませんよね。最終ツイートが1年前で、内容が「樹海に行く・・・」だったら、この世にはもう居ないことすら予想されます(笑) でも、その心配はご無用。トランプさん、なんとツイッター大好きなんです。毎日、向こう時間の深夜2時とかに、その日のニュースなんかを肴に数件ツイートしてくれるんです。毎日3ツイートでも、400文字程度の文章にはなります。それプラス、周囲の人々の反応。それだけの英文を毎日読むことができるんです。
7. 米国政治
さて、トランプツイート学習の副産物(byproduct)としては、米国政治に詳しくなれます。これは嫌でもなってしまう。言語学習によくある嬉しい誤算です。Demは反トランプの民主党だし、Repは親トランプの共和党。Demの色は青だし、Repは赤。CNNは反トランプで、Foxは親トランプ。NRPは超慎重派とかも分かってきます。トランプがプレイメイトとの不倫で出した口止め料(hush money)は$130,000(安すぎない?)等々。
8. 見納め
はい、最後がこれ、トランプ見納めの予感。英語教材の我らがトランプ大統領ですが、政治的にも法的にも、現在相当やばい状況です。部下が次々と逮捕され検察に寝返り(flip)、ロシアとのきな臭い関係も表面化している真っ最中。優秀な幹部も次々と辞めていってます。今朝のシリアからの撤退表明は、一足早いプーチンへのクリスマスプレゼントとも揶揄される始末。そして、一説には、現在トランプ周辺に17もの捜査が入っているとも言われています。その一つ一つがメガトン級。一つでもクリーンヒットすればそれだけで大統領の職を追われる程。そして、先月の中間選挙でのDemの勝利により、来年からの議会では攻守逆転。厳しい追求が予想されているのです。現状を蛍の光で例えると、「書読む月日」が流れているあたりなんです(分かりにくいw)。最悪、トランプタイーホ||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||も十分ありえるんですね。つまり・・・
私達の英語教材絶版の可能性があるんです!
これを見逃すと次は無い!
今年最後の正真正銘の大チャンス!
だから、手遅れになる前に今すぐ行動を!
ということで、まずははじめの第一歩、下記ボタンでトランプ大統領のフォローから始めましょう!
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