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以前、4次元チェスという高次元のネタをしましたので、今回は逆の1次元のお話。

とその前に、日本語で数理物理以外の文脈で、低次元というとどんな意味があるでしょうか? もちろん、「レベル・水準が低い」ということですね。「あいつの話は低次元」だと言ったら、高尚なことは話していないわけです。鼻毛が伸びたとか、そんな感じ(笑) でも、この低次元の中でも最も低い1次元、英語だと少し違う意味合いがあるんですよね。実はIMDbで海外番組のレビューを読んでいる時にこのことに気付いたんです。例としてSupergirlのレビューから拾ってみます(悪意はないです)。

-She does looks at the camera and make a dumb face for everything, everyone is one dimensional

-The acting is atrocious! Why they got Flockhart out of retirement just to torture us with her one dimensional acting is beyond me.

www.imdb.com

ほら、演技が1次元って言ってますよね。つまり、日本語だと深みが無いってこと。1次元だから、奥行きがないかな? いずれにせよ、かなり批判的ですね。

英語のOne-dimensionalも日本語の深みがないも、アイデアの根幹は全く同じです。次元の制約で深くなれない。これってすごくないですか? 自分はこの事実に気づいた時に、思わず声をあげてしまったくらい(笑)

ということで、今回紹介したOne-dimensional(1次元)は深みがないの意味で、演技なんかの批判によく使われるというお話でした。海外ドラマを見ていて演技が毎回代わり映えしない役者がいたら、それがまさしくone-dimensional。one-dimensional thinkingなら、深くない考え。会議中にぼーっとしてる時に急に意見を求められて出るやつです(笑)