ミームとヴァイラルの違い

前回の驚くピカチューミームネタを書いてる時に気になった、ミーム(meme)とヴァイラル(viral)の違いを調べてみました。どっちも同じような意味ですよね。ネット上でコンテンツが急速に広まっていく現象。でも、前回の驚くピカチュウはviralでなくmemeとなっていたんです。ということは、何か差異がそこには存在するはずですよね。

そこで、まず辞書を見てみます。

「Meme」の意味

memeは・・・

meme

メディア、通常面白い、ちょっとの改変と共にオンライン上でコピーされ広まる。クイズや写真やビデオテンプレ等。

Media, usually humorous, which is copied and circulated online with slight adaptations, including quizzes, basic pictures, video templates etc.

とありました。注目は、ちょっとした改変というところでしょうか。つまり、驚くピカチュウは各ユーザーが気の利いたセリフを載せることで、改変してるということ。だからミームなんですね。そして、humorousも合ってます。

ウィルスが世界で拡散するイラスト
Image by Masum Ali from Pixabay

「Viral」の意味

一方のviralは

viral

ビデオや画像やテキスト、ネット上を”口コミ”で広まっていく、面白おかしい、政治的、宣伝の目的で。

A video, image or text spread by “word of mouth” on the internet or by e-mail for humorous, political or marketing purposes.

ネット上で高速に広まっていくマテリアル。そこには、humorousさは必ずしも必要ないし、ユーザーが改変していく感じもない。何か深刻な事件が発生してその一部始終を撮った動画があれば、それはYouTubeのリンクをシェアするだけで即ネット上で拡散するでしょうし、はたまた、インスタ映えとかそういった流行語もviralといって過言ではないかもしれませんね。

これは、viralの語源のウィルスを考えれば納得ですね。ウィルスのように感染し拡散していくわけです。だから、そこに目をつけた広告屋なんかが、バイラル・マーケティングとか盛んに喧伝しているわけですね。

ということは、昔私が好きだったIkzoマッシュアップなんかは、ミームだったのですね。吉幾三の元の曲があって、それを改変され広まって行ったのですから。

逆に、ピコ太郎のPPAPなんかは、動画がシェアされてるだけなのでバイラル。

よし、これで違いが明確になったぞ!

次は「バズる」との違いだ(笑) って、これは和製英語っぽいのかな。それでは〜