i’m lovin’ it
マクドナルドのキャッチコピー

マクドナルドがおらが街に

英語とちょっと関係ある昔話。自分が小学校低学年の頃だと思いますが、わが町の駅前にマクドナルドがやってきたんです。今とは違いファストフードなんてそこまで流行ってなかった時代。駅周辺を見渡せば、地元の食事処の他には吉野家とかしかなかった感じかな。その手軽さからか、休日になると親がマクドナルドへよく連れて行ってくれたんですよね。確かミールセットが390円とかそんな値段感だったと思います。

フィレオフィッシュの子

店内に入ってメニューを渡されると、今日は何を頼もうかメニューを見渡しつつ子供心に悩むわけですが、私は最終的には決まってフィレオフィッシュを頼んでいたんです。しまいには、親が「はいはい、今日もフィレオフィッシュでしょ」とメニューを手渡してくれなくなったほど(笑) 当時のフィレオフィッシュは本当にほっぺたが落ちるほど美味しかった(scrumptious)んですよ(今もかな? 最近食べてないけど)。あのタルタルソースと魚のフライのコンビネーションが絶品だったのです。

マクドナルドのフィレオフィッシュ
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メニュー上の謎の「スマイル」

さて、ある時、子供の私はメニュー上のあるものに気づくんですね。それが「スマイル0円」(笑)

当時の私はこのスマイルの意味が全く分からなかったんですね。そりゃ小学生ですから英語が分からなくて当然。でも、子供ながらに何なのか・どんな意味なのかを推測をしたんです、フィレオフィッシュを載せたプレートを2階の席に運びながら。

世の中で0円であってもおかしくないものは・・・?と。

そして、私の下した結論は「水」だったんです。つまり、スマイル=水。だって、水なら無料でもおかしくないでしょ? そして、水が英語でウォーターであることも当然知らないわけです。

当時、自分的にはこの推論にはすごく納得したんですよね。100%絶対合ってるって! 今考えると、本当にませたガキだな(笑)

禁断の「スマイル」注文、そして・・・

そこで留まんないのが当時の私。頭の中は「スマイル=水」の等式でいっぱい。何をとち狂ったか、実際「スマイル0円」をカウンターに注文しに行ったんですよ! 背が低くてカウンター越しに注文できないから、横からスタッフのお姉さんが注文を聞きに来たと思います。ちょっと恥ずかしがりながら「スマイル」を注文する小学生・・・。

そうしたら、皆さん、何が起こったと思います?

何も起こらなかったんですよ! 結局水は出てこなかったのです(当然!)。そして、当時の私は拍子抜け。だって、水が出てくるものと自信満々でしたからね。頭の中を??が占める中、呆然と2階の親が待つ席に戻ったのでした・・・英語って難しいって思いながら。

なお、当時の私は「水」が出てくるのを期待していたので全く注意を払っていませんでしたが、当時の私に対応してくれたマクドナルドのクルーのお姉さんはきっと満面の笑みをしてくれたと思うんですよね。水が出てくると思って十数秒待っていたので。その特上スマイルを見逃してしまったのが本当に悔やまれます。もしそれを見ていたのなら、お姉さんに恋をし、それと同時にスマイルの意味が笑顔であることに気づけたかもしれないじゃないですか。

あの時のお姉さん、本当に申し訳ないです(ぺこり)

マクドナルドのサイン
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このことは、昨日のことのように今でも強烈に記憶に残っているんですよね。ちょっとしたプチトラウマ体験ですから。ビタースウィートって感じで。

学生時代に私が英語をあまり好きでなかったのも、このイベントが少なからず影響はしていそうです。英語にわけわかめというネガティブなイメージが最初に付いてしまったので。それがこんな英語ブログやってるんですから、人生は何が起こるか分かりませんね。というか、海外ドラマ様様です。

今の小学生ならスマイルの意味くらい分かるんだろうなあと思うと、隔世の感です。

それでは〜