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ポッドキャストのA Way with Wordsを聴いていたら面白いネタ発見したので紹介。英語というより、なぞなぞ系なんだけど。

リスナーのとある日の経験から。その日、ラジオの交通情報で今日は橋がopenと聞いて、その橋経由で会社に行こうとその橋まで行ってみたら、あら不思議closedだったのだそうだ。openなのにclosedということで一瞬??となるけど、ポッドキャストを聞いていくと納得でした。その橋はなんと跳ね橋だったのだ。堀に囲まれたお城に入るときなんかに上げ下げできる橋が跳ね橋の典型。ゲーム・オブ・スローンズなんかで見かけるよね。つまり橋の上を通る車・歩行者目線ではclosedなんだけど、橋の下を通る船舶目線ではopen。従って、openかつclosedという奇妙な状況が生まれてしまったというわけ。このリスナーも述べている通り、交通情報なんだから車の観点で話せというのはその通りのような気がするね(笑)

それにしても、車・歩行者の観点で言うopen/closedが橋のサービスが営業中かどうかを指すのに対し、船舶からのopen/closedが門として開いているか閉じているかになっているのは面白い。open/closedの持つ2つの別の意味がうまく橋に適用されている感じ。日本語で同じ状況を敢えて作るとどうなるだろうか? 「橋は通れる」とか? でも、ダブルミーニングになってないな。それとも一休さん的に「ハシを通る」とか? ちょっとツマラナイね。こういう時、翻訳者の苦労が偲ばれます。

A Way with Words | The Bridge is Open but Closed