検索エンジンDuckDuckGoの「Duck」に秘められた想い
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DuckDuckGoの出現
このブログって、検索エンジンからの流入が9割なんですけど、今までは大体GoogleかYahooの2択だったんです。
しかし、ここ最近、DuckDuckGoなるものが現れるようになって、試しにそのサイトに行ってみると・・・
どうやら、プライバシーに配慮した検索エンジンってことみたい。
検索エンジンのユーザートラッキング
つまり、こういうこと。通常グーグルで検索すると結果が表示されますが、その内容は個人個人によって変わるんですね。というのも、グーグルは各ユーザーを密かに監視(track)しているから。だから、ユーザーが好みそうな順にソートされて出てくるわけです。そして広告も、ユーザーの嗜好に合わせて、クリックしたくなるものを表示させるという仕組み。でも、DuckDuckGoは監視をしない。誰であっても、どこであっても、同じ検索ワードには同じ結果が返って来るというわけ。試しに実験で、匿名(incognito)モードのオンオフ両方について、DuckDuckGoで同じクエリー「英語 you have a tell」で検索したら、全く同じ結果が返ってきた。ちなみに、9番目にうちのブログがありますね(笑)
よくあるネットの笑い話に、「「馬」でググったら、三角木馬とかロウソク、ムチが表示された、グーグルはけしからん」とかいうのがありますよね。Amazonのパターンの方が多いかな。検索結果は本人の検索履歴などを反映して加工されて出力されているので、結局のところ、この人の性癖を単に反映しているだけなんだけど(笑) でも、当の本人は誰が検索しても結果がそうなると思っているので、恥ずかしい思いをしてしまうというオチ。こういう人達が政治家や教育者だったりするのが、さらに話を面白おかしくするところ。まさに、womp wompな状況ですね(笑) だから、こういった人たちこそ、プライバシー配慮型のDuckDuckGoを使うのがいいのかもしれない(笑)
Duckに秘められた想い
さて、これだけだったら特に記事にすることもなかったんですけど(他のサイトでもっとうまい説明がされているはずだから)、実は英語で面白いネタがあるんです。それが英単語のDuck。
この、蝶ネクタイをしたちょっと抜けてる感じのキャラ。でもさ、そもそも
なんでDuckなの?
と疑問に思いません? 創業者がアヒル好きだったとか? その可能性も無きにしもあらずですけど、実はduckには動詞で重要な意味があるんです。それが・・・
duck
[自動]ひょいと頭を引っ込める
[他動](身を)かがめる、(攻撃を)かわす
銀行にいたらFBIと強盗の銃撃戦に巻き込まれたとして下さい。普通、弾に当たらないように即座に身をかがめますよね? このアクションがduckなんです。他にも、配偶者(significant other)と喧嘩になって、お皿など物が飛んできたらduckしましょう(笑) ちなみに、英語テストには出てきませんが、海外ドラマなんかではお馴染みの動詞です。
つまり、DuckDuckGoのDuckにはグーグル等による個人情報追跡から身をかわすという隠れた意味があるんですね。
と、ここまで書いてきて、公式には「Duck, Duck, Goose」という子供向けゲームから由来という記事を見つけてしまいました(笑) でも、記事最後にDuck it!とあるように、ダブルミーニングなのは間違いないはず。
Why the name DuckDuckGo?
DuckDuckGo doesn't have an elaborate or hidden story behind its name; Weinberg simply liked it. It derives from the Duck, Duck, Goose game, but isn't a metaphor, and, just like Google has become a verb for searching, the company instead use the term "Duck it!"
ということで、グーグルからの攻撃をduckしたいのなら、DuckDuckGoは選択肢の一つとしてありかもしれませんね。
以前、duck+out ofを以下の記事で紹介しました。 www.serendipity.page
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