海外ドラマのオープニングシーンの考察と鑑賞
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映画とテレビの大きな違いは、映画は映画館に一度観客を入れてしまえばそれ以降知ったこっちゃないのに対し、テレビはいつでもチャンネルを換えられること。そして、そのテレビで超重要なのが一番最初のエピソードなのは間違いないですね。だって、最初のエピソードがつまんなかったら、それ以降は誰も見てくれないから。最初のエピソードで更に重要なのはオープニングシーン。ここで茶の間のハートを捕まないことには、それ以降は意味ないんです。視聴者の目をリモコンやスマホじゃなく、画面に釘付けにする必要があるのです。
ということは、TV番組のオープニングシーンというものは、視聴者の興味・好奇心を惹きつけるようにできてるわけです。造り手側は「何これ?」「何が起きた?」「どうなってんの?」「こんなの見たことない」と思わせようと狙っているんです。
そこで今回は、私個人が「???!!!」と思ったオープニングシーンを列挙していきたいと思います。画像の下にクレジットとして番組名を載せておきますので、海外ドラマ・番組通の方はスクロールを調整して、何の番組か想像してみるのも面白いかもしれません。
それでは、スタート!
空に舞うズボン
これは、『ブレイキング・バッド』ですね。この後、ウォルターが白ブリーフにガスマスクの出で立ちで、トレーラーを運転してるシーンに繋がります(笑) こんなん見るしかないじゃないですか!
カメラが引くと、そこに全く同じ構図
『ハイっ、こちらIT課!』と呼ばれるイギリスのシットコムですね。イギリスのコメディは色々工夫する感じです。このシーンは、額縁の中の写真に更に額縁が写っていれば完璧なんですけど。
巨大な雪壁
ご存知、『ゲーム・オブ・スローンズ』から。こんな映像見たことないので、当時は衝撃でした。ちなみに、このシーンはCG無しの画像が後日公開されています。CGの凄さが分かりますよ(笑)
リアリティ番組の舞台裏
バチェラーという求婚リアリティショーの裏側を描いた『Unreal』から。いきなり多数のモニターに、事細かく指示を出すプロデューサーの女性が真ん中に陣取ります。こうやって、テレビの筋書きは作られるのかと驚きです。個人的に、シーズン4で終わってしまって本当に残念な作品。
天才的な能力で事件解決
『名探偵モンク』から。同僚刑事が驚き見守るシーン。刑事モノのオープニングは、主人公の能力を5分程度で視聴者に簡潔に伝えることに当てられます。そこでハートをしっかり掴んだ後、大物の事件を解決と同僚・宿敵紹介がエピソード1の内容です(笑) このモンクのシーンは変哲無いけど、刑事モノに典型的なので取り上げました。
豪華
オープニングって結構ゴージャスな場面が出てくること多い気がするので、そんな中から最近見た『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』。実は、既に2周してしまったこの作品。ファッションにいくら疎い自分でも、2周もすればこれがヴェルサーチのメデューサのロゴと分かります(笑) このシーンは、一方のアンドリューの貧乏臭さとが対比され、BGMも相まって悲しすぎる。
何が起こっているのか??
200年前から蘇ったかのような宗教臭い女性たちが軍隊に助けられるシーンで始まるのが、ネットフリックスオリジナルのこの『アンブレイカブル・キミー・シュミット』。結構マイナーな作品かな。自分は好きだけど。初見だと意味が??ですね(笑)
最後に
今回は海外番組の最初のオープニングシーンを集めてみました。個人的に覚えているやつから取捨選択です。覚えている=印象に残っているってことですからね。本当に色々工夫してますよね。皆さんも新しく海外番組を見る時は、最初のシーンがどうなっているか注目してみて下さい。
ちなみに、『フレンズ』等のシットコムのオープニングはそれほど面白いとは感じませんでした。登場人物紹介のために全員が喋ってるだけだからかな?
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