餌を独占して食べるリス
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「Mine」って・・・

mine」ってI - my - me - mineの変化からも分かるように「私のもの」と言う意味ですが、英会話で挨拶のときに使って「こちらこそ」を表せるのはあまり知られていないんじゃないかな。ということで、どんな風に使われるのか、海外ドラマのシーンからピックアップして見ていきたいと思います。

The Pleasure is (All) Mine

まず『ビッグバン★セオリー』から。自分たちの論文がinsightful and innovativeと褒められたレナードとシェルドンは有頂天に。即興でMr. InsightfulとMr. Innovativeになりきって、挨拶を交わします。そこで「the pleasure is mine」を使って返答。調べた感じでは、It’s been a pleasure meeting you 系への返事として、「The pleasure is (all) mine」 が使われる事が多いみたい。

レナード: One calls it “insightful and innovative.” We’re insightful and innovative.
シェルドン: Ooh, nice to meet you, Mr. Insightful.
レナード: Oh, the pleasure is mine, Mr. Innovative.
『ビッグバン★セオリー』で、シェルドンとレナードとハワード
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

The Honor is (All) Mine

『ゲーム・オブ・スローンズ』の次のシーンでは、デナーリス王女が市井の酒屋からワインを貰うシーン。プレゼントされ「You honor me(光栄です)」と言うと、酒屋は「The honor is all mine.」と、光栄なのはこちらと返します。しかし、吃ったり不審な行動等から、この後毒入りとバレる酒屋です(笑)

デナーリス: You honor me, Ser.
酒屋: The honor– the honor is all mine.
『ゲーム・オブ・スローンズ』で、毒入りワインを飲むデナーリス
Game of Thrones [Credit: HBO]

最後に

今回は、挨拶時に「こちらこそ」をmineを使って表す例を見てみました。海外ドラマの英語字幕からはこの2例しか見つけられなかったのですが、他にもあるんでしょうかね? いずれにせよ、基本的なアイデアは、人が出会ったり何かしてもらうことで、pleasure(喜び)やhonor(光栄)が二人の間で醸成されますが、それが私のものと言ってるんですね。特にallを使うと、私のほうがpleasureやhonorに感じてるってニュアンス。少しformalな響きがしますが、「My pleasure」なんかに飽きたら使ってみても良いかもしれません。それでは〜


Pleasureの意外な意味・・・↓