英語「Frisk(フリスク)」に「ボディーチェック」の意味が!
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「Frisk」はミントタブレットじゃなく、ボディーチェック
FRISKと言って日本人が思い浮かべるものは唯一つ、ミントタブレットのことですね(笑) 興味深いことに、FRISKの製造元はベルギーなんですが、どうも日本でバカ売れしてしまったという経緯があるみたいです。実際、WikipediaのFRISKのページは4言語分だけしかありませんし、そして、日本語記事が一番詳しく書かれているという・・・(笑)
語源は「新鮮」から。ミントのシャキッとする感じから取っているのでしょう。
FRISK
「frisk」はデンマーク語・スウェーデン語で「新鮮な」を意味する。
そんなfriskが英語で全く違う意味を持っているのは面白いですよね。 意味は「ボディーチェックをする」です。ね、かなり意外でしょ? 空港でおなじみのやつです。
frisk
体や衣服を触ることで身体調査する。
To search somebody by feeling his or her body and clothing.
海外番組からの「Frisk」実例
この単語「frisk」は海外ドラマでよく登場します。だって、マフィアのボスと面会する前にやられますからね(笑)
『ウォーキング・デッド』から
例えば、次の『ウォーキング・デッド』では、アンドレアが拳銃を取り上げられた際、両手を広げて、「ボディーチェックしたいならどうぞ」と食って掛かります。
『ビッグバン★セオリー』から
『ビッグバン★セオリー』では、オタクたちが公園でロケットを飛ばしていたら、女性警察官に切符を切られます。ただ、レナードが言うには、ハワードのセリフ「僕をfriskしたほうがいい、パンツの中に第2のロケットがあるから」が決め手になったようですね(笑)
「Stop and Frisk」の意味
また、このfriskを使った「stop and frisk」という警察用語もあります。意味は、「(警察官による)所持品検査」。日本の職務質問の拡張版ですね。不審人物が居たら呼び止めて(stop)、ボディーチェック(frisk)するわけです。
『ブルックリン・ナイン-ナイン』から
次の『ブルックリン・ナイン-ナイン』のシーンではエイミーがポスターに大抜擢されますが、いたずら書きをされて散々な目に。その落書きの一つに「所持品検査を止めろ」というのがあります。初見だとendとstopが連続してて意味が掴みづらいですが、End “stop and frisks"ということ。直後のracial profilingが示すように、黒人等マイノリティがstop and friskを受けやすいという背景があるんですね。
最後に
今回はミントタブレットではない「frisk」の紹介でした。意味はボディーチェックをする。服の上からするやつですね。される時は両腕を広げるのが万国共通。
なお、ミントタブレットのFRISKに掛けたfriskの使用例がコメディであるかと思いましたが、残念ながら全く無いですね。多分、ミントタブレットFRISKが日本ほど茶の間のおなじみの名前(household name)でないからかもしれません。それでは〜
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