キャップをかぶった少年
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今回は自分が勘違いしていたrepay, recapについて。他山の石にしていただければ幸いです。

ちなみに、今までもいくつか勘違いしてたシリーズは書いてるので、そちらも良かったらどうぞ。

www.serendipity.page

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さて、repay, recapですが、両者に共通点があるのは分かりますよね、reという接頭辞です。

そして、reには「再度」という意味があるのもおなじみですよね。例えば、リトライなら再試行だし、リプレイなら再度再生すると言う具合。だから、repay, recapもそうだと思っても変じゃないですよね? repayなら「再度支払う」だし、冠雪した山をsnow-cappedというようにcapには帽子を被らせるって意味があることを踏まえると、recapは「再び帽子を被らせる」という具合。使いどころがあまりなさそうだけど、そう認識してきたんです。だって、reで始まってますからね(笑)

でもね、これらの意味と仮定すると実際の英文で意味が取れないんですよ。例えば、repay。一回も支払ってないのに何故かrepayが出てくるんですよね。あれ? そして、recap。先生が「授業で学習した内容をrecapしよう」といった感じで使われるんですけど、もちろん生徒たちが実際帽子を被るわけじゃないんです。比喩的に言ってるにしても、帽子を被るってどういう意味よ?ってなるじゃないですか。

そこで、渋々辞書を引いたら・・・

repay

(恩に)報いる

recap

要約する、recapitulateの省略

とあったんです。うっそーって感じ(笑) 長年の思い込みが音を立てて崩れていきましたとも。

でもさ、あの語源・語幹の本に書いてある「接頭辞reは再びの意味」ってどこに行ったの??って思うじゃん。

そこでrecapを他の辞書で再度(re)調べたら、ありましたとも!

recap

~に再び帽子をかぶらせる、(古タイヤ)を再生させる.

やったー。「再度」来たー! recapについては自分の認識は間違っていなかった!

でも残念ながら、この意味で出てくる場面に出くわしたことはありませんけどね・・・

皆さんにおかれましては、辞書はこまめに引いた方がこんなミスしなくていいと思います。まあ、こういう勘違いが実は言語学習では最も面白いんだけどね(笑)

それでは〜