Mayhap / たぶん - ドラマの中の英語

以前紹介したmayhapの続きです。手元の字幕DBで検索してたった1件しかヒットしない英語表現を模索しているのですが、なかなか見つからない今日このごろ。というわけで、禁断の秘技を使うことにしました。通常ドラマ見てればblogのネタは溢れているので、他の英語勉強系サイトは全く見ないんですが、今回このチャレンジのためイディオムで検索して調べてしまいました。そこで見つけたのがこのイディオムcloud cuckoo land。

cloud cuckoo land

古代アテネの喜劇作家アリストファネスの「鳥(The Birds)」に登場する、雲の間に作られた完全な都市Cloud-cuckoo-landから。

英辞郎

とあり、結構インテリ系ワードの様相。そして非難の意味が含まれているようです。日本語だと「お花畑」がぴったりの訳の気がします。自分だけの理想郷ですね。早速どんなドラマで誰が使っているのか調べましょう。

Better Call Saulのソウル

横領の罪で訴えられる直前のクレイグは、妻とともに弁護士を探しています。HHMのキムから、罪を認めて1年半の刑務所生活を甘受する弁護方針を聞かされ、ジミーの元に戻ってきます。司法取引は無しであくまでも無実を証明しろというケルトマン夫妻にジミーは、夢の世界からパラシュートで降りるのか?と現実性のない案であることを仄めかします。ここで、exonerateは疑いを晴らすの意味。moneyは横領した金のことを指しています。最後に、dealが司法取引です。

ケトルマン夫人: We want you, our lawyer, to exonerate Craig.

ジミー: Exonerate? That is, uh... that is a big word, particularly in your case.

ケトルマン夫人: Yeah, there will be no deal. There is no money with which to make a deal.

ジミー: We... can we all three just parachute down from cloud cuckoo land? 'Cause we know, without question, there is money.

Better Call Saul/Season 1/Episode 7

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Better Call Saul [Credit: AMC]

まとめ

はい、この一件だけのヒットでした。つまり、Only One Challenge達成です。やったね。

ドラマ見てるだけでは、このチャレンジに成功するのは数カ月かかったはずですから、外部のイディオム紹介サイトに感謝ですね。でも逆に考えてみると、こんな使われもしないイディオム紹介してるなんて、相当ひどいことしてるよなあ。日本語勉強者のためのイディオム紹介で「ナウい」を紹介してるようなもんだよ。