海外アニメ『アーチャー』のあらすじと感想
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『アーチャー(Archer)』のあらすじ
『アーチャー(Archer)』は秘密工作員アーチャーの活躍を面白おかしく描くコメディアニメ。007をコメディにしてアニメにしたと思ってもらえれば良いと思う。実際、番組オープニングクレジットもあちらを意識してる感じだし。
ISISという危ない名前の民間工作機関組織を舞台に、そこを切り盛りするアーチャーの母親と、一癖も二癖もある同僚たち、そして主人公の二枚目アーチャーが主な登場人物だ。
毎エピソードごとに色々な依頼が舞い込み、アーチャー達が解決していくのが基本路線。ストーリー自体は既視感のあるものばかりで(多分、有名作品なんかのパロディ)、筋を飲み込むのはそれほど難しくないと思う。
当然ライバル工作機関があったり、ロシアKGBも出てきたりして、依頼解決を一層困難なものにするのはおなじみだよね(笑)
そんな彼らのドタバタを描くのが本作品だ。
『アーチャー(Archer)』の感想
シーズン1を見終わっただけだと、自分的にはアーチャー自身はそれほどすごい工作員に映らなかったんだよね。だって性格はかなりいい加減だし。でもなんだかんだで最終的になんとかしてしまのは主人公特性かな。そういう意味では日本のアニメ・漫画の『シティー・ハンター』にも通ずるかもしれないと今ふと思った。
同僚の一人でダイナマイトバディが眩しい元恋人ラナが助けるパターンも結構ある感じかな。この二人には過去があって、当然関係がぎくしゃくしてる。
アーチャー自身は母親との関係の方も特殊で、母親の性生活の話になると吐く性質を持ってるみたい。マザコンってわけじゃないけど、客観的にはどこか変な関係性。過去に何があったかはシーズンを重ねていくうちに明らかになっていくのでしょう。父親は、シーズン1では一応不明となっている。
アニメは所々にちょっとハードなお色気ネタがあるので、視聴時はそこは注意したほうがいいと思う。一応、おっぱいなどはカメラの関係でうまく隠れるようになっている。でも、股間にちょうど花瓶が重なっていてTV的にギリギリセーフという感じなので、ドギツさはかなり際立つんだけどね(笑)
ISIS組織内の人間模様もなかなかどうして面白い。全ての従業員が工作員というわけでなく、人事がいたりR&Dもいたり、コンピュータ担当も当然居る。そんな彼らは一介のサラリーマンなので、アーチャー達が現場で絶体絶命の危機で、電話でヘリでの援護を要求してても、ビルの中では平和そのもの、ストライキをしてシュプレヒコール上げてたりする(笑) リストラの危機だったり、他工作機関との合併だったり、そんなどこにでもあるオフィス模様も同時に描かれるんだ。そういう意味では、モキュメンタリー『ジ・オフィス』の要素もあると思う。
絵柄はこれぞアメコミって感じでかなり濃いので、絶対好き嫌いが別れるよね。太い線は日本ではあまり見かけない感じ。あと動きが少ないのでそこも要注意。『鷹の爪』がもうちょっと動くようになった感じっていえば分かる人には分かってもらえるはず(笑)
使われる英語はそんなに難しくない感じ。ジョークは超くだらない系。海外ドラマを見てる人には結構おなじみのものが多いと思う。英語で見ないと面白さはわからないかも。Fワードなんかはピー音になるっぽい。個人的にアーチャーの声が大のお気に入りです。Duh。
IMDbでは★8.7とすごい高評価だけど、自分は★7くらい。そこまではオススメしないけど、たまには英語でアニメが見たいとなったら選択肢の一つかな。個人的には神アニメ『リック・アンド・モーティ』の方を強く勧めるけどね。それでは〜
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