「No Offense」の意味とは?

No offense」は相手が気分を害しそうなこと言っちゃった時の定番表現。例えば、相手のお祖母ちゃんが最近逝ったばかりなのに、死に関する話題を振っちゃうとか。「あ、やばい・・・汗」。そんな瞬間ありますよね。そんな時はすかさずこう言いましょう「No offense」。気を悪くしないで、悪く取らないで、と言う感じです。まあこう言えば、ほとんどの人は気分を悪くはしないでしょうね。表面上は。

ちなみに、Wikitionaryでは「I mean no offense」「no offense meant」の省略と説明がありました:

no offense

Etymology(語源)

Ellipsis of I mean no offense or no offense meant.

「I mean no offense」「no offense meant」の省略。

Phrase(フレーズ)

I intend no offense by these remarks.

発言は気分を害するつもりで言ったのではない

「None Taken」の意味とは?

そして、これに対する返答「気にしないよ」にも実は定型句があり、それが「None taken」。「offenseとは何も取らない=悪くは取らない」という意味ですね。

海外ドラマの中の「No Offense」「None Taken」

この黄金パターンは海外ドラマでめっちゃ使われます。ということは、日常会話でも頻繁に使われるということ。

そこで海外ドラマの中で、この「No offense」「None taken」パターンがどういう具合に使われているか見てみたいと思います。どんな気分を害すことを言ってしまったのかも注目です。

『ビッグバン★セオリー』から

ペニー: Oh, that gossipy bitch. No offense.
ラジ: None taken.
『ビッグバン★セオリー』でペニーはラジの妹を悪く言う
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

バーナデットがボーイフレンドのハワードと別れるかもという女性だけの内輪のゴシップ。なんで男のラジが知ってるのか聞くペニーに、妹から聞いたとはラジ。思わずラジの妹を「gossipy bitch」と言ってしまうペニーです(笑) でも会話交わしてる本人の妹をbitchと貶してるんですから、これは流石にいけませんね。そこで、すかさず「No offense」。ラジの方も「None taken」で丸く収まります。

『ブレイキング・バッド』から

ウォルター: So that name… Krazy-8. Do I really have to call you that? I mean, no offense,
『ブレイキング・バッド』で、ウォルターはクレイジーエイトにビールの差し入れ
Breaking Bad [Credit: AMC]

勾留したクレイジーエイトにビールを持ってくる優しい(!)ウォルター。本当に「Krazy-8」と呼ばくちゃいけないのかと質問してから「no offense」です。これは特殊な例ですが、人の名前に疑義を上げるのは社会通念上非常に微妙な線ですね。例えば日本語でも、音にうんこの意味があるからと言って、馬場さんに「本当に馬場って呼ばないといけない?」と尋ねるのは失礼ですから。なお、ここは字幕上「I mean, no offense」と「no offense」の省略される前のフレーズになってますが、実は「I mean」は、ここでは「意味する」の方ではなく、単に「えーと、あのー」といったfillerと呼ばれる会話をつなぐフレーズですね。

『アーチャー』から

ラナ: Cyril is utterly, laughably unqualified to be a field agent. Some offense.
シリル: Uh, some taken.
『アーチャー』で、シリルがスパイになるのに反対のラナ
Archer [Credit: FX]

内勤のシリルが、自分も外に出てスパイ活動をしたいと言い出します。これには冗談かと大笑いのラナ。しかし内勤だけあって、ペーパーテストは完璧。どうにかしないと、このままではシリルが本当にスパイ見習いになってしまう。ラナはシリル本人が居るにも関わらず、ボスに対し上記セリフ。laughablyは笑っちゃうほどの意。つまり「完全に、笑っちゃうほどスパイには不適格」。ここでは「No offense」ではなく「Some offense」。ある程度は故意に言ってることを述べて「ちょっとは気を悪くしろ」と。シリルの方も「some taken」とある程度気にするみたいです(笑) 「some taken」はよく出てくる返し。

最後に

最後のアーチャーのパターンは例外中の例外で、「No offense」「None taken」のパターンが99%ですね。言い過ぎたり、口が滑ったらすかさず「No offense」。相手が「No offense」してきたら、「None taken」で返しましょう。

ちなみに「No offense」は「Don’t be offended」と言うこともできますね。 しかし以前、海外ドラマの中でどっちがより使われるのか調べたところ、かなりの差があったのでした・・・。結果は下記↓↓リンク先から。それでは〜