「Even a Stopped Clock Is Right Twice a Day」の意味とは?
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「Even a Stopped Clock Is Right Twice a Day」について
「Even a stopped clock is right twice a day」は有名な格言ですね。ネット上のコメントなんかでたまに見かけます。直訳は止まってる時計でも一日2回は正しい時刻を指す。例えば、3:50で止まってる時計は、3:50AMと3:50PMの瞬間見たら一応正しいわけです。
この格言にはバリエーションがあって「Even a broken clock is right twice a day」と「止まってる」んじゃなくて「壊れてる」時計になることもあるようです。
でも、屁理屈を言わせてもらえば、壊れ具合によってはこれって正しくないですよね。今まさにうちの時計がそうなんですけど、電波による自動調整機能が壊れているんです。だから、一日数回、針がぐるぐるぐるぐる高速に回りだすんですね(笑) これって一日2回より多く正しい時を刻むのは間違いないですよね? この理屈は合ってるはず。
「Even a Stopped Clock Is Right Twice a Day」の意味
そんなこの格言なんですけど、額面通り(face value)受け取らないで下さい。もちろん真意は別にあるんですけど、一体どんな意味か分かるでしょうか? ヒントは「stopped clock=人間」と考えてみて下さい。
そうなんです。これは「いつも間違ったこと言ってる人でもたまには正しいことを言う」ってことなんです。
トランプ大統領を例に取りましょう(トランプファンの人ゴメン)。普段から国境に壁とか水は湿っているとかアホなことを言っていますが、急に「nepotism(身内贔屓)はいけない」と娘のイヴァンカを更迭したとします。もちろん現実で起こりえないので、hypothetically(仮定で)ですけど。それなんかがまさにこの格言にうってつけの瞬間なんですね。
「Even a stopped clock is right twice a day」って。
だって、普段おかしなこと言ってるのに、その時だけ正しいことを言ったわけですから。ただし注意しないといけないのは、この格言は「トランプ=間違ってる=壊れている」というスタンスは崩していないわけです。たまたま正しいことをしただけ。だから、普段アホな上司が正しいことを言ったからといって、この格言を面と向かって言うのはやめましょう。左遷されてもいいのなら止めませんが(笑)
さて、この格言の実際の使われ方を見てみたいと思います。
『ベター・コール・ソウル』から
老人ホームが入居者に違法に多額な請求をしていることを見抜いたジミーは、兄のチャックに報告します。兄が見落としていた事実です。自分はラッキーだったと言ってから、「Even a stopped clock is right twice a day」と謙遜します。なるほど、この格言はまぐれと謙遜するのに使えますね。
redditから
ネットのコメントからも探してきました。
以下のスレは、フィリピン大統領ドテルテがカソリック教会の性的虐待を痛烈に批判した記事に対して。コメントした人はbroken clockの方を使ってますね。内容はこの格言だけですが、この人の言いたいことは明らかです。ドテルテの普段の政策には賛成してないけど、このカソリック教会の問題に関しては同意なんですね。でも、たまたま正しいこと言ったって感じですね(笑)
Even a broken clock is right twice a day.
最後に
今回紹介した格言「Even a stopped clock is right twice a day」は、デタラメな奴でもたまには正しいことをするという意味でした。日本の格言だと何にあたるのでしょうね?
自分に対し使って「たまたま」と謙遜もできますし、普段馬鹿なやつが正しいことを言った時に「たまたまだよ」って感じも出せます。日本人的には謙遜のほうが使いやすいかも知れません。以上、デジタル時計にはない昔ながらの針時計特有の表現でした。それでは〜
方向も言えるclock↓
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