Started out great, and turns out

just a big ol’ waste of time.

The Big Bang Theory

実家で過去の英語教材発掘

正月に実家に戻って押し入れを漁っていたら、昔買った英語教材等を発掘してしまいました。懐かしすぎ〜。今では海外ドラマがあるので全くの無用の長物となった教材群。

NHKラジオテキストの「ラジオ英会話」
NHKラジオテキストの「ラジオ英会話」

そこで今回は彼らの供養とばかり、今になって考えると買って無駄だったと思う英語教材をその理由とともに挙げていきたいと思います。実はもっと昔にこのネタをしたかったのですが、『カムカムエヴリバディ』があったもので(笑) 多分今ならあまり怒られないと思う。

無駄だった英語学習教材

下に行くほど後悔した順です。カッコ内の金額はそのサービスに出費した大体の費用。

ワースト3:NHKラジオテキスト(5万円)

はい、いきなり物議を醸す(controversial)我らが「NHKラジオテキスト」です(笑)

2010年当時4年間くらい毎月2冊買っていたと思います。

なぜこれがいまは無駄だと感じるのかですが、それは英語量が圧倒的に少ないからです。別の言い方をすればコスパが悪い

40秒くらいの会話文があって、それを火曜日に一通りやって、更に金曜日にそれを分析したりシャドーイングしたりする。それを4週やると一ヶ月(一週間多い時は別のプログラムが別途用意されている)。だから結局、一ヶ月で3分程度の英語の会話しかやらないんですよ。それは英語を勉強する上で圧倒的に量が少ないんです。シットコムの冒頭の会話レベルなんですね。それが一ヶ月の分量。

これじゃあ英語なんてできるようになるわけがない。

だから、理想を言えばNHKラジオテキストの教材を毎月100冊(!)くらいやればいいのですが、現実はそんなに種類出てないし、たとえ出てたとしても全部買うのは高すぎる。だからコスパが悪いんです。

といっても、英語の内容自体はさすがNHKあって問題ない(退屈な会話だけど)。ただ、コスパ(略)。一ヶ月2冊×500円=1000円出すくらいなら、今の時代海外ドラマをストリーミングサービスで見るほうが絶対お得なんですよ。

それに、英文を一行一行解剖・分析するのは一般人にとって意味ないんです。我々は学者になりたいんじゃなく、英語でコミュニケーション取りたいだけなんで。だから、海外ドラマを見ちゃうと、その内容の薄さ・費用の高さに気づいちゃうわけ。

これは結局、海外ドラマ視聴での英語学習のコスパの良さの裏返しなんですけどね。

ワースト2:英語リーディング教材(3万円)

古本で買ってるものが多数なのでNHKラジオテキストほどお金は掛かってませんが、更に無駄だった思うのが英語リーディング教材の皆さん:

英語リーディング教材
英語リーディング教材

この写真以外にも多数保持しています。

これがなぜ無駄なのか。それは、こういう教材はある程度英語力が上がるまで(TOEIC 650とか)は効果的と個人的には思うのですが、それ以降はネットで自分で好きなトピックの英文を読んだほうがためになるし、手っ取り早いし、無料で読めるからです。

誰もさ死刑制度賛否の文章なんて読みたくないんですよ(笑) だってつまらないし。

自分が圧倒的に間違ってしまったのは、英語力が上がった後もこれらリーディング教材を買い続けてしまったこと。それは裏を返せば、解説がないと英文が不安で読めないと思ってたんですけど、実際は辞書さえあれば問題ないんですね。

だから、TOEIC 650とか行ったら、こういう教材を買うのは止めましょう。何か英文読みたいなら、洋書読んだり、自分の趣味や好きなことについて書いてある英語サイトを読んでる方が身につきます。Redditで自分の趣味のsubreddit読むのでも問題なし。

結局、英語でも日本語でもどんな言語でも、自分が興味あることしか人は話せないものなのです。個人的に、中絶問題とか本当にどうでもいいのです。日本語でも話せませんし話す気も起こりませんけど、別に全く問題なく生きていますし、海外ドラマのことを話せれば自分は満足なんです。

ただし、リーディング教材でも個人的に許せるものが2冊があります。それらが『速読速聴・英単語 Core1900 ver.4』と『合格できる単熟語 英検準1級』です。

前者はver.5で改訂となり読む下し文を削る改悪をしてしまいましたが、ver.4は内容は良かった。

後者は、英検準1級と銘打たないほうがいいくらい内容が面白く素晴らしい。英検向けにしたらもったいないくらいのレベル。個人的に英検1級バージョンをずっと待っていて、英検1級既に受かってるけど、出たら絶対買うつもりです(笑) それくらい素敵な一品。でも、この分だと出なさそうかな。

ワースト1:ESL Podcast(1万円)

これはReply Allの記事でもちょっと触れましたっけ。

昔(そして、どうやら今も)ESL Podcast⤴️というのがありまして、無料で英語学習用ポッドキャストを配信していたんです。ただし、有料会員になると各ポッドキャストの英語を解説したPDFを見ることができるという特典があって、半年ほどそこの会員になってたんですね。それが当時の彼らのビジネスモデル。確か当時は英語学習ポッドキャストでESL Podcastはナンバーワンだったと思います。

ただし今になって思うと、彼らの話し方はスローすぎるし、会話も全くもって面白くない。当時はこれが英語力の向上に寄与すると信じて、超スーロォーーなかーれーらぁーーーのーかい〜ーわーを聞ぃーいぃーてーーいーましーーたぁがーー(聞いてた人なら分かるはずw)、全くの時間の無駄でした。お金は惜しくありませんが失った時間は惜しいのです。タイムマシンがあったら、当時の自分に止めるよう言いに行きたいくらい(笑) 彼らがポッドキャスト配信を止めてクローズドなサービスに移行した際に私はメンバーシップを止めたのですけどね。あの半年が本当に恨めしい。

最後に

今回は個人的に出費して損したと今となっては感じる英語教材を紹介しました。

当事は全くそんなこと思いもよらなかったのですから、逆に言えばこれは損したと思えるくらい私の英語力が上がった証なんでしょうね。でも、最初から海外ドラマ見てれば、10年早く周りを周回遅れにできていた筈なので、ちょっと残念でしょうか。まあ、当事はネットフリックスもツタヤに毛が生えた郵便レンタルDVD屋に過ぎなかったので、それを考えるのは歴史のwhat ifなのかもしれません。

そういえば、私個人は出費してませんが、私が英語を勉強してると聞いた友人が10数万円する超高級英語学習教材を貸してくれたことがありましたけど、それはまた別の話としましょう。それでは〜