言ってるのはお前だけ「Says You」その返答「Says Me」の意味
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最近覚えた表現で面白いのがこのSays you.。意味は、相手に不同意を表明する際に「そんなこと言ってるのはお前だけ」という意味で使えます。響きはちょっと粗野な感じですが、日本語で言うと長くなるのに英語だとたった2語という短さなのが評価のポイント。三単現のsはどこから来たんだとか疑問は尽きませんが、実際どんな感じで使えるのかドラマのシーンから幾つかピックアップしたいと思います。はたして超カジュアルなのか普通カジュアルなのか。フォーマルでは絶対ない(笑)
『プリズン・ブレイク』の「says you」
抜き打ちの監房チェックが始まったというのに、トイレが流れないという緊急事態。「何も心配することは無い」と言う新入りマイケルに、スークレは「Says you.」でベッドの隙間から禁制品の白い粉を取り出します。「言ってるのはお前だけ」って感じですね(笑) ここではまだ2話目ですから、本当に何も知らないウブなマイケルに、スークレが同房ムショ先輩として言っている感じ。
スークレ: Says you!
『アンという名の少女』の「says you」
転校生アンのことを話す同級生たち。ムーディーが「アンは狂人(loon)」と言うと、ギルバートは「Says you」で、アンを擁護します。他の誰もそんなこと言ってないというわけですね。
ギルバート: Says you.
『ブレイキング・バッド』の「says you」
『ブレイキング・バッド』からは、イディオム「アイスブレイク」に関するネイティブの面白い会話。もちろん、「break the ice」は緊張をほぐす的な意味がありますが、ハンクは「でっかい船で北極の氷を砕くこと」に聞こえると主張。一方、相棒のゴメスは「Says you」で受けて、「ミントタブレット」と譲りません。ここで、big-assはassの接尾辞ですね。
ゴメス: Says you. I’m gonna be thinking Operation Breath Mint.
『13の理由』の「says you, says me」
ネトフリ『13の理由』の一場面。バレンタインに相手が居ないハンナに着信が。電話の相手は優等生タイプのマーカスでした。相性占いでハンナが一番と出たのが何かの報せと感じたと言うマーカスに、「本当なの?」と半信半疑のハンナ。デートすれば占い結果の紙を見せられるとはうまい返しですが、それでもハンナは「Says you」です。「あなたが言ってるだけでしょ」という友達同士の気さくな会話。それへの返答「Says me」も「僕が言ってるから本当」という「Says you」に対するテンプレな返しです。
ハンナ: Says you.
マーカス: Says me.
最後に
今回は 「君が言ってるだけ」を意味する「Says you」の紹介でした。通常、誰かの話を受けて使われる感じですね。相手の主張が真実ではない、疑わしいというニュアンスが付くのは、「言ってるのはあなただけ」の意味なので当然でしょうか。
なお、『13の理由』のように「Says you. Says me」と更に返すパターンもチラホラありました。
ちなみに、saysの発音は/sez/、セズ。セイズではないので使う際は注意しましょう。それでは〜
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