刑事ドラマボキャブラリー「Blackmail」「Trauma」「Accessory」
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刑事ドラマといえば海外ドラマの花形。毎シーズン数え切れないほどの番組が生み出されています。そこで今回は、そんな刑事モノのなかで出てくるボキャブラリーで、これはと思った興味深いものを紹介していきます。
Blackmail / ゆする、脅す
blackmailは初見だと「黒い郵便」?と思ってしまいますが、なんと「ゆする」の意味なんですね。もちろん犯罪の一種です。
これは海外ドラマのシーンを見るより、最近現実で起こったニュースから例を取ったほうが分かりやすいかな。この前世界一の金持ちがゆすられましたからね。曰く、「下半身の写真を公開されたくなければ○○しろ」という脅しです。それに屈せず、アマゾンの創始者ベゾスはそのblackmailの内容を一般公開してしまったのでした。ちなみに、このblackmailはemailを使って行われたみたいです(笑)
Trauma / 身体的外傷
traumaは既に日本語になってますよね。トラウマ、心的外傷。でもこの単語、身体的外傷の意味もあるんです。これって結構見逃されがち。
次のナンバーズの場面では、被害者に身体的外傷のサインは無いと言ってますね。つまり、体には傷一つ無い。解剖して内部を調べることになるのでしょうか。ちなみに、これを心的外傷と訳すと、死者の感情を読み取れるのか、という話になってきますね(笑) でも実は、そういう海外ドラマはもう既にあるんです。「プッシング・デイジー 恋するパイメーカー」ってドラマです。死者を数十秒間生き返らせられる特殊能力を持つパイ屋が探偵になるストーリー、って能力が最強すぎるw 犯人すぐ分かるじゃん(笑)
No signs of trauma.
Numb3rs/Season 5/Episode 17
Battery / 暴行
batteryは電池のバッテリーですね。でもこれに暴行の意味があるのを知ってる人は少ないのでは。
次のメンタリストのシーンは、保安官(peace officer)への暴行。ここを電池と訳すと・・・意味不明ですね(笑)
It's battery. Battery against a peace officer.
The Mentalist/Season 2/Episode 19
Accessory / 共犯者
最後はaccessory。あの身に付けるアクセサリーがなぜ共犯者?? なんでも、アクセサリーには付属の意味があるんですね。つまり、主犯に付属=共犯者って感じかな。
次のシーンはベター・コール・ソウルから。キムをアクセサリーにしたと兄から叱責を受けるジミー。ここを宝飾品のアクセサリーとすると・・・なんか良い意味に捉えてしまいそうですね。でも話は正反対、共犯者にしたんです。
You turned Kim into your accessory.
Better Call Saul/Season 2/Episode 4
最後に
今回は刑事ドラマのボキャブラリーの中で、我々が既に知ってるような英単語でも意外な意味を持つものを紹介してみました。刑事ドラマ好きな皆さんなら既にいくつか知っていたかもしれません。海外で警察官に「お前はアクセサリーか?」とか聞かれたら、もちろん返事は「いいえ」ですね。アクセサリー?なんか良いニュアンスじゃね?と「はい」と回答すると捕まっちゃうかも(笑) まあ、海外では、自分が理解できてないことを憶測で答えるのはやめましょうという話ですけど。
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