横断歩道の上を人々が歩く
Image by Brian Merrill from Pixabay

「Walk of Life」の意味

今回是非とも覚えて欲しいのは、この「walk of life」って言い方。通常「people from all walks of life」として「いろんな職業の人々、様々な階級の人々」を表すのが一般的。単にpeopleというよりも、ちょっと上品な表現ですよね。だから、ライティングやスピーキングテストなんかのアウトプットを知的に響かせるのに結構有用な感じ。

walk of life

(イディオム的)職業、役職、社会階級、生き方。

(idiomatic) An occupation, role, social class, or lifestyle.

覚え方は、上に掲載した画像のように、様々な人がそれぞれの人生を歩んでいるところを意識すれば簡単だと思うんだけど、どうかな?

海外ドラマでの「Walk of Life」の例

以下、海外番組でどのようにwalk of lifeが使われているか見てみましょう。

『ビッグバン★セオリー』から

レナードの母(科学属性)とシェルドンの母(宗教属性)という水と油の二人が出会うエピソードから。レナードは事前に、シェルドンの母の情報を警告(heads-up)として母に伝えるんだけど、レナード母はpeople from different walks of lifeとの付き合い方は知ってると自信満々。ここでは、「自分と異なる階級の人々」って感じですね。でも、いざテキサス東部出身と聞くと、「うげー」と溜め息です(笑) 白人至上主義のKKKが始まったのがテキサス東部といえば、ニュアンスは何となく分かるかな。

レナード: She’s-she’s just a very sweet and God-fearing lady, and you have to be respectful of her beliefs.

レナード母: Leonard, I’m an adult. I know how to conduct myself around people from different walks of life.

レナード: Thank you.

レナード母: Where is she from again?

レナード: East Texas.

レナード母: Ugh.

レナード母: I know how to conduct myself around people from different walks of life.
『ビッグバン★セオリー』で、レナードの母とシェルドンの母が対面する
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

『メンタリスト』から

メンタリストでは、宿敵レッド・ジョンの情報を刑期低減と引き換えに提供を申し出る囚人とジェーンの場面。囚人が友達の友達がレッド・ジョンと言うと、その友達も収容されているのか?とはジェーン。囚人は、いろいろな友だちがいるとwalks of lifeを使って述べます。

囚人: Red john is a friend of a friend of mine
ジェーン: Is that friend of yours in prison, too?
囚人: I have friends from all walks of life.
『メンタリスト』で、ジェーンにレッド・ジョンの情報を垂れ込む囚人
The Mentalist [Credit: CBS]

『Key & Peele』から

この表現は『キー&ピール』の同性愛結婚の合法化ネタでも使われていました。

冒頭レポーターが様々な人々が祝福しているというのを表すのに「people from all walks of life」を使っていますね。なお、クリップではゲイのカップルがインタビューを受けますが、だんだん嫌になってきてフェードアウトするのが笑いのポイントです(笑)

レポーター: people from all walks of life celebrate becoming the seventh state to legalize gay marriage.
『Key & Peele』で、同性愛結婚の合法化
Key & Peele [Credit: Comedy Central]

最後に

今回紹介した「people from all walks of life」は「いろんな職業の人々」を表しました。

個人的には結構好きな表現なので、皆さんも是非使ってみて下さい。上から下までいろんな階層の人々をイメージした時が使う絶好のポイントですね。

それでは〜