「Graduate From」と「Graduate」はどっちが正しいのか調査
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Grammar Girl
Grammar Girlというポッドキャストがあるのはご存じでしょうか。英語文法のかなりニッチなところをフォーカスしたポッドキャストです。
先日All Ears Englishポッドキャストを聞いてて、takeとbringの違いを説明するのにGrammar Girlの説明をそのまま流用していたのはなんか面白かったです。もちろんGrammar Girlから拝借したことはポッドキャスト内で言及してthank youしていましたが。
そんな英語学習ポッドキャストからパクられるくらい有名なGrammar Girlポッドキャストを過日聞いていたら、このGrammar GirlさんTEDに出たことあるそうですね。それは是非観なければとyoutubeで検索したら一発で出てきました。さすが、youtube。
「Graduate」の他動詞的使用
前置きがすごく長くなりました。そのTEDの内容は「言葉は変わっていく」ということがテーマのスピーチで、その変わる様をいろいろな例を出して説明されていました。
その中の一つが、今回の記事のタイトルにもある「graduate」です。簡単に説明すると、昔は学校を卒業すると言う時「graduate from」と言うように自動詞としてgraduateを使っていたのに、最近はgraduateを他動詞として使うようになってきたという話でした。これは年配の方々からすれば正しい文法が汚されるトンデモナイ話(それ以外にも面白い話があるのでよろしかったらTED本編を観てみて下さい)。
こんなこと自分は全く意識したことなかったので、これ聞いたら海外ドラマ内でどうなっているか気になって、早速週末に調べちゃいました。学校では「graduate from」で習った(し、今でもそう教えている)と思います。
自動詞 Graduate From
ビッグバン★セオリー
フレンズ
グッド・ウィッチ
他動詞 Graduate
ビッグバン★セオリー
フレンズ
グッド・ウィッチ
最後に
今回は海外ドラマで自動詞「Graduate From」と他動詞「Graduate」が使われるか調べてみました。
結論は、上記例で見たように両方普通に使われています。『ビッグバン★セオリー』のシェルドンまでも他動詞(笑) 他動詞版もすでに大衆化されていたのですね。英語テストでgraduate fromとせずに減点された生徒は先生に文句言ってもいい感じ。というか、こういう微妙なのはテストに出さないほうがいいですね。
TEDのYouTubeクリップでは、他にもadultingとadultを動詞として使うことが出てきた話も面白い。なんでも、大人として責任を果たす的な意味だとか。これ話した時に会場から驚きの声が上がります。すかさずGrammar Girlさんはparentingを例に挙げます。これも親の責任を果たすと言う意味で使われますが、昔はそんな動詞の意味はなく、単なる親という意の名詞だったのでしたとさ。言語が生き物というのがよく分かる好例ですね。それでは〜
追記:A Way with Wordsでも取り上げられていました。
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