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Photo by Laura Ockel on Unsplash

sweetは日常会話では欠かせない英単語。甘いから始まり、sweet of youと感謝するときや、異性を呼びかけるときにもsweetieやsweet heartで使われます。ですから、この sweet on もこの際覚えてしまいましょう。意味は「〜に夢中」と、なんとなく想像し易いですね。それでは、海外番組内での使われ方を見ていきたいと思います。

ブレイキング・バッドから

ウォルター達からメスビジネスを横取りしたギャング一家。メス作り再開のため、原材料を担当するリディアとギャングの一人トッドは仕事を一緒にし始めます。リディアに気があることが仲間にバレたのが以下のシーン。夢中なのかと叔父に茶化されます。

トッドの叔父: You little... son of a bitch. It's that Lydia woman. You're sweet on her, you little bastard. Ha, ha, ha. Hey, Kenny, you believe this?

Breaking Bad/Season 5/Episode 15

Westworldから

Westworldの第一話から。賭場を後にする客を呼び止め、賭場オーナーは彼のポケットの中を調査し始めます。何かをくすねたと疑っているのですね。それを皮肉る客は、俺に夢中になって来たのかと思い始めたところと、進行形を2つ使って述べます。身体検査はフリスク(frisk)とも言われますね。

客: I'm beginning to think you're getting sweet on me.

Westworld/Season 1/Episode 1

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Westworld [Credit: HBO]

SUITS/スーツから

ハーヴィーにパイナップルを食べさせようとするマイク。外側はごっついけど、中は甘いよと訴え、最後にパイナップルになりきって「愛してるー、ハーヴィー」と言います。この声色を変えて喋るのが字幕ではなかなか表現しにくいんですよね。

マイク: Are you serious? You're afraid of the pineapple? I know it's got a rough exterior, but it's all sweet on the inside. I promise. Come on. "I love you, Harvey."

Suits/Season 2/Episode 2



?!と思ったあなたは鋭い。はい、本blogたまにある引っ掛けです(笑) 夢中の意味ではなく、普通に甘いの意味でした。

最後に

sweet onは検索しても100件いかないくらいのヒットなので、それほど使われるわけでもありません。それでも、『ブレイキング・バッド』の例で出たギャング一家の叔父ジャックでさえ知っているくらいと考えると、なんか覚えなくちゃと考えてしまいます。それから、最後の引掛けのように、onが普通の前置詞として使われる場合も当然ありますので、文脈判断は必要です。