英語の「Walk Into a Bar」ジョークの海外ドラマでの使用例
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「Walk Into a Bar」ジョークとは
英語のジョークって結構フォーマットが決まってるもんですよね。ノックノックとドアを叩かれたりなんかが典型的。そんなテンプレジョークの中の一つがこの 「Walk Into a Bar」ジョーク。とある人物がバーに入っていって、なんか会話をする。その会話がウィットに富んでいればOKなジョークです。
それでは早速、このジョークが海外ドラマの中でどんな感じで出てくるか見てみましょう。
『ホテル・バビロン』から
A horse, he walk into a bar. And the barman say… “Why the long face?”
この馬がバーに入っていくパターンは超古典的。英語を勉強してれば必ず一回は聞くジョークって感じです。このジョークのオチがlong faceであることは、意味を知らなくても推測できますよね。辞書によればlong faceは「浮かぬ顔」の意味。もちろんお馬さんなので、実際見た目もlong faceでもあるというわけ。ちなみに、「Why the long face? 」は決まり文句なので、このまま覚えちゃってOKです。「浮かない顔してどうしたの?」ってニュアンス。ちなみに、このシーンはホテルに勤務し始めた外国人が喋ってるので文法が変です。
『ビッグバン★セオリー』から
次は『ビッグバン★セオリー』シェルドンの物理ジョーク。ニューロンは中性子で電荷(charge)が無いんですね。だから、それをno charge(無料)と掛けているんです。前述の『ホテル・バビロン』ではbarmanでこちらはbartenderなのは、英米の英語の違いですね。
『魔法が解けて』から
Netflixアニメ『魔法が解けて』では、第一話エピソード名が「A Princess, an Elf, and a Demon Walk Into a Bar」と 「Walk Into a Bar」ジョークを下敷きにしてました。
『バンド・オブ・ブラザース』から
以下のシーンは、ヒトラーの隠れ家に入ったところ。戦争はもう終わりということで、リラックスする兵士たち。後方で 「Walk Into a Bar」ジョークを言う兵士が居ました(笑)
『モダン・ファミリー』から
息子ルークが近所の奇人と付き合ってるのを不安に思う母クレア。ルークは彼が面白い人だと、彼がしてくれた 「Walk Into a Bar」ジョークを両親に話しますが、クレアは「これ(この状況)は良くない」と言います。しかしフィルは、「結論に飛びつくな」と良くないのがジョークのことだと勘違いするのが次のシーン(笑)
クレア: Phil, this is not good.
フィル: Honey, don’t jump to conclusions.
『ザ・ラストシップ』から
さて、最後は自分がめっちゃ気に入っている 「Walk Into a Bar」ジョーク(?)。駆逐艦ネイサン・ジェームズの艦長とその部下がロシア軍の捕虜となってしまいます。そこで副艦長(XO)が全艦隊員に艦内放送するのが次のシーン。二人の海兵隊員がバーに入っていき、二人は出てくる。ただそれだけ。あれオチは? なんと 「Walk Into a Bar」ジョークと思いきや、全然違うんです。ただ二人を助け出すんだという強い決意を述べているのでした。
最後に
今回は 「Walk Into a Bar」ジョークを海外ドラマの実例をもとに見てみました。walk into a barの箇所だけが定形で、あとは自由な感じですね。自分でオリジナルのを作るのはハードルが高いですけど、海外ドラマではちょくちょく出てくるので、「walk into a bar」というフレーズが出てきたら、このジョークと思って間違いなし。最後の『ザ・ラストシップ』の例のように、少しヒネるパターンもありますけどね。それでは〜
「Walk Into a Bar」ジョークに必須イディオム「Long Face」↓
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