スラング「Echo Chamber」の意味

皆さんは「echo chamber」なる言葉をご存知でしょうか?

「echo」は「エコー、反響、こだま」のこと。ヤッホーと叫ぶとヤッホーと返ってくる例のやつです。そして、「chamber」は「部屋」の意味。つまり、「echo chamber」 は録音スタジオなどにある反響する特別な部屋のことなんですね。日本語だと「エコー室、反響室」と言うんだそうです。

自分は入ったこと無いんですけど、是非とも一回入ってみたいですね。だって、「あほーい」と叫ぶと四方の壁で反響して「あほーい、あほーい、あほーい」と周りから返ってくるんですから、めっちゃ楽しそうですよね(笑)

でも実は、

ネットをやってる人は多かれ少なかれ「echo chamber」に入ったことがある

と言ったら驚きますか? もちろん、本物の部屋のことではなく、比喩的な部屋のこと。これって何のことだと思います?

「Yes」といえば「Yes」が返ってきて、「カラスは白い」と言ったら「カラスは白い」が返ってくるんです。心当たりがありませんか?

実はFacebook、Twitter等のSNS(タイムラインに自分がフォローした人の意見が表示される)、特定の人が集まる掲示板がまさにこの「echo chamber」と呼ばれているんですよね。というのも、基本的に自分が同意する意見しか出てこないので、あたかも「echo chamber」に居るかのようなんです。

実際、Urban Dictionaryによると

echo chamber

an insular communication space where everyone agrees with the information and no outside input is allowed

偏狭なコミュニケーションの場所、そこではみんなが情報に同意し、外部の意見は許されない

A place free of serious debate where everyone repeats the same opinions, no one calls anyone else out, and criticism is frowned upon.

真面目な議論ができる自由な場所、そこではみんな同じ意見を繰り返す、誰も他の人を非難せず、批判は眉をひそめられる

と結構な言われよう(笑)

スピーカーのイラスト
Image by Tomislav Jakupec from Pixabay

『アメリカン・クライム』での使用例

echo chamber」はネットスラングなので、海外ドラマでの使用例は殆どありませんが、比喩的に使われている例を『アメリカン・クライム』の字幕に見つけました。

ネット上で不確かな情報が繰り返し増幅される今日の状況を「デジタルな反響室」に例える使用例:

It is a fact of life that unfortunate events occur. Not more so than in times past. But today when a crisis unfolds, it does so in a digital echo chamber which repeats and then magnifies the situation. What one must first consider is what it is one is responding to. Is it rumor or is it fact? Each requires its own procedure. Has followed those procedures.

American Crime [Credit: ABC]

最後に

今回はネットスラング「echo chamber(エコーチェンバー)」について見てみました。

個人的には「echo chamber」に居ること自体は別にいいとは思うんですよね。欲しい情報も集まってくるし。でも、大切なのは、自分が「echo chamber」に居るということを忘れないこと。「デジタルな反響室」で情報が増幅されている可能性に気をかけること。これさえ守れば、問題ないのかなと思います。最悪なのは、外の世界があるのにも関わらず「echo chamber」が自分の全世界と思ってしまうことですからね。

このブログ的には「海外ドラマを見て英語勉強」という「echo chamber」になりたいんですけど、ネット上で全く反響してないのが悩みの種ですね・・・(笑)

それでは〜


ネットスラング「Bruh」↓