「Get out of Here!」の意味の意味

以前、Get out of Townで驚きを表すフレーズを見たことがあります。

今回紹介する「Get out of here」もそれと全く同じパターン。相手の話が信じられず、「そんなほら話・でっち上げ言う奴はここから出ていけ!」というニュアンスです。だから、裏を返せば、相手の話が信じられないということを暗に言っていることになります。

これは、日本語でもよく分かる話じゃないでしょうか? 例えば、同級生が朝学校へ来る途中で10万円拾ったと言い出したとします。そんな話普通信じられませんよね? Here にしろ Townにしろ、いずれにしても、そんな嘘言うやつはここから出ていけ!という感情になっても不思議ではありません。そのニュアンスがGet out of Here(Town) には隠れているんですね。

なぜこのフレーズを再度紹介するのかと言えば、次の面白いシーンを見つけたから。

『ギルモア・ガールズ』での「Get outta here!」

『ギルモア・ガールズ』で、母エミリーと娘ローレライが父がどこにいるのか話している場面。母が父はweird(奇妙な)食べ物が好きと言うと、ローレライは父がいる場所を推測します。Akronに母が頷くと、「Get outta here!」と大げさに驚くふりをするんですね。でも、母親は「I will not!」と出て行くつもりがないことを主張。つまり、エミリーはGet outta here! を文字通り捉えたんです。母は上流階級出身なので、そういったスラング的な表現が分からないのですね(笑) ちなみに、outta = out ofです。

ローレライ: Where’s he eating his weird food tonight… Argentina, Morocco? Akron. Ohio? Get outta here!
エミリー: I will not!
ローレライ: No, I didn’t mean really “get out of here.”
『ギルモア・ガールズ』で、ローレライにGet out of here!と言われて、それを文字通り捉えて拒否する母エミリー
Gilmore Girls [Credit: The WB]

『ブレイキング・バッド』の「Get out of here」

もちろん、「ここから失せろ」の脅し的な意味でもGet out of hereは頻繁に登場します。

次の『ブレイキング・バッド』では、麻薬ジャンキーの女性と話が終わった途端、ハンクは女性にあっち行けとGet out of hereで言います。ここのhoof it(歩け), get lost(失せろ) も同じ意味ですね。

ハンク: All right, hoof it, get lost. Get out of here.
『ブレイキング・バッド』で、ハンクは麻薬中毒の女性に失せろと言う
Breaking Bad [Credit: AMC]

最後に

ということで、今回は驚きを表すGet out of Here! を見てみました。

これも、相手が驚きで言っているのか、本気で失せろと言っているのかはコンテキスト依存です。実際言われた時は、相手の表情を読むのが重要ですね。

まあ、ぶっちゃけると、こんなフレーズなんて知らなくても、相手の表情を読むことが異国では一番重要だったりします。こめかみの血管ピクピクしながら何か言われたら、素直に退散するのが吉なんです。

それでは〜