女性以外にも、刑務所スラング「Bitch(ビッチ)」の意味とは?
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『プリズン・ブレイク』でティーバッグにいつもくっついてた男
海外ドラマ『プリズン・ブレイク』にハマって見てたことある人なら、初期にティーバッグの後ろにいつもくっついていた気色悪い男性のことを覚えているかもしれませんね。
この二人明らかに同性愛関係ですが、ティーバッグのポケットの内側をいつでも掴むという行為が、両者の間の服従関係を表す記号として登場していましたっけ。
そんな彼も、登場したエピソードで死んでしまったのですが・・・。
刑務所で使われるスラング「Bitch」
いずれにしても、そんな彼のことを英語では「bitch」と言うのですよ:
bitch
(通俗、侮辱的)服従的人物、他者の望むことを行う;(刑務所スラング)同性愛関係を強制される男性。
(vulgar, offensive) A submissive person who does what others want; (prison slang) a man forced or coerced into a homoerotic relationship.
ここでは後者刑務所スラングの方でもあるし、前者でもあります。
だから、ある意味ビッチは女性以外にも使えるのですね。
強者に盲目的に従うbitch(ビッチ)
いや、実はこのスラングbitch、人の範囲を超えて、強者の言いなりになる存在に対して一般的に使うことができるのです。
例えば、ウクライナの戦争で、当初からロシアの軍事行動に協力している国ベラルーシ。これだって、ロシアのビッチ(Russia’s bitch)なんです。だって、ロシアの言うがまま服従してるだけなんですもの(笑)
他にも、『ウォーキング・デッド』では、ディクソン兄弟邂逅の場面。メルルは「お前はリックのビッチか?」とダリルに問います。ここの意味は、同性愛関係ではありませんね。リックに言われるがまま従っているのか?という意味合いです。
ダリル: I ain’t nobody’s bitch.
この例のように、このスラングは誰のビッチかを特定する必要があるので、所有格が使われますね。
最後に
今回は刑務所で使われるスラング「bitch」と、強者に服従する「bitch」の紹介でした。後者は人以外にも使えます。
例えば、地球が宇宙人に征服された時に、反乱軍の人類は諸手を挙げて宇宙人の支配下になった人類を「宇宙人のビッチ」と言うかもしれませんね。
こう考えると、実は世の中ビッチばっかしなのです(笑) それでは〜
bitchの持つ別の意味↓
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