摩訶不思議な職業「サインスピナー(Sign Spinner)」って何?
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看板を回す「サインスピナー」
海外ドラマを見ていると英語以外にも異文化なんかも学べて一石二鳥です。そんな中で以前から気になっていたのが「サインスピナー(sign spinner)」という職業。
なんのことだか分からないという方は、以下のGIFをご覧ください。
ね、見たことあるでしょ?(笑)
道端で看板(sign)をくるくる回して(spin)、通行人や車の運転手なんかの注目を集める職業。だから、sign spinner。海外ドラマをたくさん見てる人にはおなじみのシーンですよね(笑) でもさ、高速で回すと看板の文字読めないと思うんですけどね。目立つだけなら、後ろのthingyのほうが仕事してるような気もします。
ちなみに、これって日本ではありえない職業と思うんですけど、どうでしょう? 通行人にとってはものすごく邪魔だし、警察に怒られる未来しか見えない・・・。でも、日本のガソリンスタンドの旗振りみたいに、自分の敷地から出てなければ法的には問題ないのかもしれませんね。まあ、海外ドラマだと普通に道端で回してますけど(笑)
海外ドラマでの「サインスピナー」
そんなサインスピナーは、技術が不要で誰でもできる低賃金職業として海外ドラマで時々登場します。よくあるパターンが、高校中退くらいでブラブラしてたキャラが心機一転働き出そうとレジュメを持ってジョブインタビューに赴くと、人事に履歴書を一瞥されて、冷たい口調で「君にオファーできるのはこの仕事くらいだよ」と看板を手渡される感じ。そこで看板を持って渋々街に出てサインスピナーのタスクを全うしようとしますが、サインを上手く回せず即辞めてしまう。
ブレイキング・バッド
『ブレイキング・バッド』では、ジェシーがこのパターンでしたね。それとは対照的に、無邪気にバッジャーがサイン回していましたっけ・・・
コブラ会
『コブラ会』ではジョニーが自身のコブラ会空手道場の宣伝にホームレスの女性にやらせようとしていました:
サインスピナーにも無人化の波
なお、次のNPRの記事によると、サインスピナーもマネキンで置き換えて人件費を抑える試みがあるのだとか。夜中に見たら怖いと思うんですけど(笑)
サインスピナーの芸術性
そんな感じの底辺職業「サインスピナー」ですが、これがどうも芸術性があるんですよ。なんというか、年季の入ったサインスピナーには独自のスタイル・流儀・フォルムがあるというか。そしてそれを通行人にこれ見よがしに見せるんです。ある意味、ストリートパフォーマンスの一種なんですね。
そのことがよく分かるのが以下のクリップ。サインスピナーの凄腕テクニックに驚く撮影氏。
もうさ、このレベルになると、広告の看板関係ないじゃん(笑) というか、看板自体ボロボロですよね。
最後に
ということで、日本ではお目にかかれないサインスピナーに出会えるのが海外ドラマなんです(笑) だから、みんな! 海外ドラマ見ましょう!
(追記)サインスピナーの世界大会がありましたよ。日本からチャンピオンが出る日は来るのか・・・
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