イディオム的スラング「Get One's Shit Together」の意味
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「Get One’s Shit Together」の意味
最近色々なところで見かけるイディオム的なスラングget one’s shit togetherの意味を調べてみました。字句通りの意味は、get(〜にする)、one’s shit(人の糞)、together(一緒に)なので、「うんちを一緒にする」となって全く意味分かりません(笑) これイディオムあるあるですね。
そこで、困った時のWiktionaryによると
get one's shit together
(通俗、スラング)きちんと行動する、何かに対処したり達成したりすることができるように;大人になる
(vulgar, slang) to organize oneself so as to be able to deal with or achieve something; mature
とありました。「大人になる」ってのは面白い訳ですね。
海外ドラマの例で確認
そこで今度は、海外ドラマで使われているシーンを抜き出して、この意味であっているか調べてみました。
『GLOW』から
まず最初が女子プロの『GLOW』。チェリーがプロレスのレベルの低さに呆れて出ていくところをサムが止めるシーン。チェリーは、二人で大人になってなんとかしろと言って出ていきます。低レベルという問題に真面目に取り組めというわけですね。
『リック・アンド・モーティ』から
他には、アニメの『リック・アンド・モーティ』にも。姉のサマーから拒否られたモーティは「大人になれ」と言ってから、イディオムget your shit togetherをビジュアル化するんです。これなんか、まさに私がそのまま訳したのとおんなじですね(笑)
『HOMALAND』から
最後は『HOMALAND』。ここは動詞がkeepになってますが、意味はほぼ同じ。家に籠もって自暴自棄で飲んだくれてる諜報部員クインの元にCIAの長官ダールが訪ねてきて、CIAに戻るためkeep your shit togetherと命じます。つまり、これから先、「大人で居続けられるか(自堕落な生活に戻らないか)」と聞いているんですね。
ダール: Simple. Convince me that you can keep your shit together from now on.
最後に
今回は最近ネットでよく見かけるget one's shit togetherを見てみました。意味は「大人になる」。つまり、問題・困難などに直面してる時に、ただ嘆いたり、ジタバタしたり、傍観してるのではなく、大人になって対処しろということでした。
なお、「shit」が使われていることからも分かるように、かなり汚い言葉なので使用には注意は必要。ただ、ピンチ時に鼓舞するときなどは、逆にこういった汚い言葉遣いのほうが共感を呼ぶというのもありますね。
ちなみに、『ブルックリン・ナイン-ナイン』では、crapバージョンが使われていました。本物の子ども達に「get your crap together」言ってるのが面白い場面(笑) shitより強くないcrapなのは、相手が子供向けと言うよりも、テレビ局の自主規制ですね。
それでは〜
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