若い娘を意味する「Missy」は日常会話で「非難的」に使用
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「Missy」の意味とは?
私は最近では英和辞典はあまり引かなくなってしまいました。と言っても、語彙がすごい広がったから必要なくなったというわけでもなく、単に意味が前後のコンテキストから推測できるならそれで良しとする怠惰な態度になってしまったからです。辞書を引くのは、このブログの記事を書いている時に正確性を保つためなことが多いくらいです(笑)
だから、時々辞書を引くと面白い発見があったりします。自分の中で長年の海外ドラマの英語字幕視聴を通して形作られた英単語の意味と辞書に載ってる意味が合わないことがあるんですね。
その一つが今回紹介する「missy」なのでした(長い導入w)
英和辞書を引くと「若い娘、呼びかけでお嬢さん」と載っていると思います。手元の辞書を幾つか見てもそれしか載ってません。
ただ自分の中では、このmissyは日常会話で「対立的、攻撃的、非難的」に使われる印象なんですよ。相手女性に怒りつつ「missy」とこき下ろすイメージ。
冒頭に掲げた『フレンズ』のシーンがまさにそれで、コインランドリーでカートを取り合うレイチェルと女性客は次第にヒートアップしていき、レイチェルが相手のことを「Listen, missy」と呼んでます。
Wiktionaryでもこのニュアンスですね:
missy
若い女性や独身女性、弱い非難として、一般的には面白おかしくや叱責して。
A young female, or miss; as a term of mild disparagement, typically used jokingly or rebukingly.
となってます。この叱責する感じが英和辞書に載ってないのことを興味深く思い、今回記事にしてみました。
海外ドラマでの「Missy」
海外ドラマでも非難の「missy」はかなり登場しますが、今回は以下の2場面を紹介。
ビッグバン★セオリー
レナード: Don’t you dare, missy.
シェルドンのカウチを汚してしまったペニーはバレる前に逃げようとします。それをさせないレナードは「Don’t you dare, missy」と命令調です。そしてションボリのペニー(笑)
glee/グリー
生徒クインの舐めた態度にお冠の教師。「Watch your tone with me, missy」とその口調をたしなめます。ここのwithは「一緒」の意味ではなく「私に対して」と対象を表してる感じ。
クレイジー・エックス・ガールフレンド
『クレイジー・エックス・ガールフレンド』の楽曲『Textmergency』でも登場してますね。間違ったメールを送ってしまうことを「textmergency」と言うか「textastrophe」と言うかで争う男女のボーカル。歌詞上はAll do respectから「Miss C」と名前っぽくなってますが、ここが対立的なmissyなのは明らか。
YouTubeの公式クリップ。
最後に
今回は対立的に若い女性に使われる「missy」を見てみました。
なお、探せば若い女性に対する普通の呼びかけの「missy」もあるとは思いますが、自分の中では海外ドラマを見てたらいつの間にか「missy」と言えば詰問調のイメージが出来上がってしまったのでした。
こういったところが、海外ドラマの英語字幕視聴を通して英語勉強する面白さかなと思います。それでは〜
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