「Never Gets Old」の意味

never gets oldは、ある意味以前紹介したclassicによく似た表現です。決して古びない=今でも新鮮=古典的傑作というニュアンス。これがよく使われるのはジョークに対してなので、「今でも笑える」とか「いつやっても面白い」という意味だったりもします。使われ方は、主語itを付ける場合もあるし、省略してnever gets oldだけのときも。三単現のsはあったりなかったりですが、ある方が支配的かな。

never gets old

私はこれに絶対飽きたりしないだろう。

I will never get tired or bored of this.

海外ドラマでの「Never Gets Old」

とつまらない説明はこの辺にしておき(笑)、「never gets old」の実際の使われ方を海外ドラマからピックアップしていきましょう。何が古びれないのかも注目です。

『ビッグバン★セオリー』ではシェルドンジョーク

女友達に結婚のことで相談するレナードですが、その友達は「結婚? シェルドンと?」と茶化し、レナードは「never gets old」です。シェルドンとレナードは仲良しなので、昔から二人の結婚ジョークがされていたことが分かりますね(笑)

レナード: I got married recently.
女友達: Oh, congratulations! To Sheldon?
レナード: Never gets old.
『ビッグバン★セオリー』で、女友達にシェルドンと結婚したとかわかわれるレナード
The Big Bang Theory [Credit: CBS]

『ギルモア・ガールズ』ではボーリングジョーク

ルークのダイナーでバイトしてるザックは、客から変な注文を受けます。ルークに聞くと、それはボーリング用語に掛けたダジャレ(ストライクとスペアー)ということで、「Never gets old」と言うルークでした。多分よくあるダジャレなんでしょうね。確かに、ボーリング知らないと分からないかも。

ザック: And those guys in the corner were asking me if I had a pack of lucky strikes or a burger to spare, whats that about?
ルーク: Bowling humor – strikes, spares. Never gets old, guys.
『ギルモア・ガールズ』で、ダイナーの客が行った古いジョークに笑うルーク
Gilmore Girls [Credit: The WB]

『コブラ会』では肩に飴のいたずら

サマンサは友達との不仲で、学校でいじめられるようになります。今日はいつの間にか肩に飴が乗っけられていました。それを「Really never gets old」と強がりです。このように、学校でのいたずらは大体「never gets old」ですね。背中に「殴って下さい」「蹴って下さい」と書いた紙を貼られたり(笑)

サマンサ: Thanks for the Blow Pop, guys. Really never gets old.
『コブラ会』で、サマンサは学校でいじめられる
Cobra Kai [Credit: YouTube Premium]

『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』ではオヤジギャグ

フィンチは今回の事件の容疑者を特定します。しかし、ジョンはそれを茶化して「マシーンで二重確認しなくていいのか?」とします。というのも、マシーンの方がフィンチより賢いからですね。これにはフィンチも「that joke never gets old」です。ここは主語があるパターン。

フィンチ: Safe to say he’s our perpetrator.
ジョン: I don’t know, sure you don’t want to double-check with your machine?
フィンチ: Yes, that joke never gets old.
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』で、フィンチは容疑者に追いかけられる
Person of Interest [Credit: CBS]

最後に

今回紹介の表現「never gets old」は、このようにジョーク・いたずらなんかに使われることが多いですね。主語が付かないパターンの方が若干多い感じです。そして、主語が付く場合も「it never gets old」と「it」がマジョリティ。

昔から使われていて、今でも面白い日本語ジョークってのがすぐに思いつきませんが、ジョーク以外にも、何回やっても古びれない、いつでも新鮮、いつまでも飽きないことに使える表現です。吉本のコテコテのお笑いとかそうかもしれません。それでは〜


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