英語で「Hate」を使って「悪い知らせ」を伝える3つのパターン
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「悪い知らせ」の伝え方
悪い知らせというものは伝えたくなくても、人に伝えねばならぬもの。そこで今回は、海外ドラマでよくある悪い知らせを伝える直前にされる3つの言い回しを実際のシーンと共に見てみます。
3つのフレーズに共通してるのが「言いたくないけど・・・」ってこと。だから動詞の「hate」が使われるんです。この辺の感覚は日本語でも同じ。hateは使うなってよくあるんですけど、こういう場合はもちろんOK。面白いですね。
それでは行ってみましょう。出てくる頻度順にしてあります。
【1位】Hate to Say It(Tell You)
堂々の1位は「hate to say it」でした。tell youのパターンも少しありますが、ほとんどの動詞はsay。直訳は「それを言うのは嫌いだけど」。それってのは、これから話すことですね。このフレーズはカジュアルからビジネスシーンまでまんべんなく使われてます。逆に使われすぎて意味をなしてない感じもします。
聞き手はこのフレーズが発せられると、どんなことを言われるのか少し聞き耳を立てますが、些細なこと(歯に青のりが付いている)のパターンも案外多いです(笑)
次は『ブレイキング・バッド』から。グレチェンがウォルター家を訪問してる場面。いとまを告げる前に「I hate to say it」を付けていますね。
ウォルター: Oh, that’s too bad.
【2位】Hate to Break It to You
2位の「hate to break it to you」ですが、ここのbreakは「壊す」ではなく「伝げる、発表する」の意味。例えば、break the newsは「ニュースを伝える」だし、breaking newsは「ニュース速報」の意。だからこのフレーズは「あなたにこれを伝えるのは嫌なんだけど」ですね。
次の『ビッグバン★セオリー』では、 ラスベガスで女性に言い寄られ有頂天になるラジ。しかし、レナードは「I hate to break this to you」で売春婦であることを告げます(笑)
ラジ: What? No.
【3位】Hate to Be the Bearer of Bad News
「hate to be the bearer of bad news」のbearerは「知らせを持ってくる人」の意味。つまり、直訳は「悪い知らせを持ってくる人になるのは嫌なんだけど・・・」ってこと。ある意味、今まで紹介したフレーズを名詞形にしただけですね。
『ギルモア・ガールズ』の次のシーンでは、cul-de-sac(袋小路)の複数形を議論するローレライと娘ローリー。culs-de-sacと聞いて信じられないローレライは「英語っぽくない」と言うと、ローリーは「フランス語だから」と言ってから「hate to be the bearer of bad news」。最後に「それじゃあ、ヨーヨーはyos-yoなのか」と負けず嫌いのローレライです(笑) ちなみに、辞書によれば、複数形をcul-de-sacsとしても良いみたいです。
ローリー: That’s because it’s French. I hate to be the bearer of bad news.
最後に
今回は相手に悪い知らせを伝える3つのパターンを調べてみました。この中では「hate to say it」は出現頻度からも覚えたほうが良さそうです。
ちなみに、hate以外にも、sorryを使ったsorry to have to tell youとか、sorry to be the bearer of bad newsもありましたが、hateが主流だったのでそっちに統一しちゃいました。
いずれにしても、悪いニュースだけを伝える役にはなりたくないですね。良い知らせと悪い知らせのどちらを最初に聞きたい?と言える場面が日常生活で多ければいいんですけど、これが結構少ない感じです(笑)
それでは〜
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