今回は動詞Cookについて。この単語を辞書でひくと

熱を用いて〕料理 を作る

英辞郎

と、火・熱を使うことが含意されているんですよ。だから、日本語の料理するとは少しだけ違う感じでしょうか。

でも、実際のところどうなのか少し疑問もあったので、海外ドラマの実例で調べてみました。

まずは『HOMELAND』から。cook dinner、夕食を作る。これだけじゃ、火使用の有無は分かりませんかね。なお字幕を調べると、cookの目的語はこのdinnermealが最頻出でした。

I cook dinner for the family on Thursdays.

Homeland/Season 2/Episode 1

次の例は『ゲーム・オブ・スローンズ』から。cook a rabbitだから、うさぎを料理。これは火を使ってそうですね。

Have you ever cooked a rabbit before?
『ゲーム・オブ・スローンズ』で、うさぎを料理して野宿
Game of Thrones [Credit: HBO]

次は『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』。ゴキブリを食べられる(edible)かどうかの議論でcookを使っていますけど、これも絶対火を使いますね(笑)

technically, a cockroach is edible if I cook it.

Elementary/Season 4/Episode 22

ということで、cookに火・熱を使うのはあっているようです。

それじゃあ、火を使わない料理の場合はどう表現されるんでしょう?

『セックス・エデュケーション』では、寿司を作ったことを表すのに動詞makeを使っていますね。火を使わないからmakeなんでしょうか。

Welcome. We’ve made sushi.
『セックス・エデュケーション』で、寿司を作って歓迎
Sex Education [Credit: Netflix]

他にも、『ブルックリン・ナイン-ナイン』では、サラダに対しmakeです。こちらも火は使わなさそう。

Amy made a salad

Brooklyn Nine-Nine/Season 2/Epiosde 20

それじゃあ、最後に全く別のもの、例えば、ドラッグはどうだろうと『ブレイキング・バッド』を調べてみると、こちらはなんとcookでした(笑) meth(シャブ)づくりでのcookはある意味スラング的な表現ですけど、麻薬づくりの裏にある科学を考えれば、cookがイメージとして適切なんでしょうね。

ジェシー: Everybody digs the meth we cooked.
『ブレイキング・バッド』で、ジェシーはウォルターに再度メス作りを提案
Breaking Bad [Credit: AMC]

ということで、動詞のcookには火・熱を使うことが前提としてあるのは正しそうでした。

それでは、人肌程度の暖かさならどうなんだ?とか疑問はありますが、こういうものは結局は感覚的なものなので、何度以上からといった科学的に定義するのは無意味なのかもしれませんね。

なお以前、改ざんするの意味のcookを紹介してました。

それでは〜