海外ドラマは優に1万本以上見てますが、個人的にウルウル来てしまうプロット(筋)というのが存在します。その筋が出てくると、どんなひどくても許してしまうんです。だって、涙で画面が見えないから・・・。

冗談はさておき、そういう弱点を英語ではsoft spotといいますね。

そして、私のその弱点とは、子供が誘拐され囮にされるパターンなのです(笑) なんじゃそりゃw

動物が自然と備える母性本能を逆手に取って利用するその醜い狡猾さ、一人寂しく絶望する子供、我が子を取り戻そうと必死な親御さんの気持ちを考えると、見ているこっちまで泣きたくなってくるんです。

この例としては、日本人が誰でも知ってるアニメ『風の谷のナウシカ』のオームの子なんかがそうですよね。オームの集団を操るために邪悪な人間におとりとして操られ、戦争の道具とされるのですね。オームは絵的にはキモいんですけど、なぜか見る度に悲しくなる。以下の場面は、ナウシカに助けられた後ですが・・・。

『風の谷のナウシカ』で、ナウシカがオウムの子供と供にオウムの集団に対峙
Nausicaä of the Valley of the Wind [Credit: Studio Ghibli]

他にも、最近見てた『ヒルダの冒険』にもこの筋が出てきました。天気を操作しようとするマッド・サイエンティストに捕まった天気の精霊の子供。こんな感じで、このプロットってよく出てくるんですよね。だいたい、特殊能力を人類が悪用するパターンが多い気がします。ちなみに、ここのヒルダのpoor thingは子供など可哀想な人への呼びかけです。貧乏だと言ってるわけではありません(笑)

ヒルダ: You poor thing.
『ヒルダの冒険』で、ヒルダは天気の精霊の子供を見つける
Hilda [Credit: Netflix]

さて、ここまで考えてたら、あることに気づきました。人間の子供の場合にはこんな感情にならないって(笑) そうなんです。私の場合、人間の子供が囮に使われても全然ウルウル来ないんですよ。

例えば、名作『プリズン・ブレイク』では、リンカーンの息子が誘拐され、リンカーンは悪の組織の手足となりましたが、見てた当時も今も全く何も感じない・・・。あっそって感じです(笑)

『プリズン・ブレイク』で、リンカーンの息子が誘拐される
Prison Break [Credit: Fox]

どうも、自分の中で人間と人間以外の動物では何かが違うみたいなんですよね。一線が引かれている。これって、なんか面白い感情ですね。

皆さんが好きな海外ドラマのプロットってありますか? 海外ドラマ見続けていれば、必ず同じようなのを見かけると思います。そのくらいのエピソードを英語字幕で見てれば、英語力はかなりついてるはずですよ。それでは、また〜